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経済学研究科 堀口 侑

全死因および死因別死亡率の推計モデルの開発

本研究課題である死亡率モデルの開発や死亡分析を通じて、国などの政策立案の基礎となる将来人口推計の深化に貢献し、さらにはそれらの知見を社会保障制度に関する定量的な分析・提言へとつなげていけるよう、研究を進めています。

経済学研究科 畠山 哲太郎

マッチングマーケットデザイン: 集権的市場と分権的市場の比較

経済学の知見を活かして社会的に望ましい制度設計を目指す「マーケットデザイン」という分野を研究しています。学校選択制、大学入試制度、ワクチン配布、アファーマティブアクションなどに関心があります。主に理論研究に従事していますが、実証家との協働や異分野とのコラボレーションにも関心があります。アカデミックキャリアを志望しています。

経済学研究科 上西 雄太

数理モデルを用いた民主主義に関する研究

民主主義の不完全さを意識し、それ自体を見つめ直す重要性は近年高まっている。一方で政治経済学において、数理モデルにより民主主義を検討した研究は少ない。本研究は、民主主義社会を数学的に表現することで、①問題状況や安定をもたらす可能性や状況を示し民主主義の性質を捉え直す、②制度の運用や改善を考える、③関連する先行研究の補足・批判を行うことを目的とする。将来は大学の研究職に就くことを目標としている。

文学研究科 細谷 諒太

周辺的英語表現の分析に基づく妥当性の高い言語理論の構築

コミュニケーションでアドホックに生じる新奇表現に興味を持ち研究しています。特に日英語の句複合語という表現(e.g. the “I’m about to drop some disappointing news on you” face)を収集し、その産出メカニズムや対人効果を分析しています。逸脱的表現の使用を許容し動機づける人間の言語知識の解明と、それをモデル化できる言語理論の構築を目指しています。将来は大学等の機関で言語関連の研究を続けたいと思っています。

文学研究科 岩浪 雛子

紅化粧の普及過程に関する考古学的研究 - 紅猪口に注目して -

私は「人々の粧い」という点について、化粧道具に注目して研究しています。現代においても身近な分野ですが、未だ不明な部分も多く、研究を進めることで新たな化粧の歴史の側面を明らかにできそうです。歴史は誰もが生活をする中で考える機会があるものです。JSTでは自分の研究を軸に、歴史研究のあり方・歴史に対する向き合い方について広く学び、将来は人々の歴史に対する眼差しに目を向け、それを発信する役割を果たしたいです。

政策・メディア研究科 遠藤 杏

高校生がどのようなプロセスを経て学習ストラテジーを見つけていくのか

スペイン語教育、社会言語学を用いた言語教育について研究し、学生に教えることができる大学教員。可能ならば今後も中学・高校でもスペイン語を指導していきたい。また日本でスペイン語を教えている中、高校の先生が定期的に集い、情報の共有、成功体験、悩みなどを話せる会の開催や、留学を望む中高生の支援を行いたい。他の国、地域のスペイン語教師と交流を持ち、日本の教育の現状や問題点、改善点を伝えていく役割を行いたい。

政策・メディア研究科 龍花 慶子

ファッションの社会人類学——「ファッションをつくる」営みで社会に応答する人びと

現代日本におけるファッションのつくり手にみる「つくる実践」と「社会的つながり」について、人類学の視点から研究をおこなっています。自身で起業し、ファッションのブランドを立ち上げ、パリ・ファッションウィーク公式デザイナーとしてつくる実践をおこなってきた経験を踏まえ、学術研究とつくる実践の両面において知の生産に携わることが展望です。それを通じて、日本のものづくり文化の深化に貢献したいと考えています。

政策・メディア研究科 新田 莉生

自分なりの生き方を創造し、自身の特徴を活かした仕事で生活を営んでいく方法の探究と実践

将来は、生き方研究家という肩書きで活動していきたいと思っています。よりよい人生を歩むヒントになる機会を世の中につくっていくことを生業とできるように、研究と並行して取り組んでいます。JST博士に採択いただき、研究に専念できる3年間を頂けたことで、自分も将来研究助成金を出す機関を設立し、お金や環境が理由に学問が続けられない人に還したいとも思っています。同様の理由で、児童養護施設もつくりたいと考えています。

政策・メディア研究科 湯浅 拓輝

都市近郊の草地生態系における生物多様性指標としてのカヤネズミの有用性の検証

生物多様性条約第15回締約国会議の中で、「2030年までに生物多様性の損失を止め、回復軌道に乗せるための目標」が合意された。これを達成するためまずは各地域の生物多様性の現状を知り、2030年時点で達成できたのかを評価する手法が必要となる。そこで今後の研究・キャリアの展望として、研究者の立場からこの問題に取り組み、生物多様性をより簡易的にモニタリングする手法を開発・検証し、これを実際に実装することを目標としたい。