ジェンダーの視点を踏まえたデジタル・ガバナンスの議論にも接続可能であり、プラットフォーム運営企業や政策立案者に向けたアルゴリズム設計やコンテンツモデレーションの改善提案を行うことで、よりインクルーシブなオンライン環境の構築に寄与したい。今後は、情報科学・社会学・マーケティングの専門家と連携し、社会実装可能な知見を生み出す学際的研究を進めることで、デジタル時代におけるジェンダー平等の実現を目指す。

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法学研究科 安田 里菜
国際刑事法におけるジェンダーに基づく犯罪およびその国内法化
将来は、研究者として、性暴力にかかわる国際犯罪はもちろん、非性的暴力としてのジェンダーに基づく暴力も個人の尊厳を脅かす国際犯罪として広く認められ、実効的に訴追されうる対象となるよう、研究に励みたいと考えている。博士課程中にはドイツに留学し、最先端の国際刑事法研究に触れることで、性暴力、ジェンダーに基づく暴力そのものに対する従前の限定的な捉え方からの脱却を図り、視野を広げ、あらゆる角度から、性暴力、ジェンダー基づく暴力の国際刑法上の法的枠組みの在り方を模索していきたい。同時に、教育者として、次世代の研究者を育成することも目標の一つである。国際刑事法におけるジェンダーに基づく犯罪分野のパイオニアとして、自身の知見を学生たちに熱意をもって伝え続けることで、この問題に対して真摯に向き合う人材の育成を試みたい。
また、国内政府機関や国際機関、NGOなどにおいて、国際刑事法およびジェンダーに基づく暴力の専門家かつアドバイザーとして活躍することも望ましい。これにより、国際社会におけるジェンダーに基づく犯罪の包括的な処罰および被害者の権利の保護に寄与することを目標とする。
法学研究科 呉 亦晨
法学研究科 久場川 傳
法学研究科 薛 天
アイデンティティ・ポリティクスの政治哲学
将来的には、アイデンティティ・ポリティクス(IP)の研究を深化させ、法学・社会学・メディア研究を統合した視点からその影響を分析し、日本と海外の比較研究を進める。学術的には、国際的な研究ネットワークを構築し、国内外の研究者との共同研究や国際学会での発表を通じて貢献する。社会への影響としては、IPと法・政策の関係を考察し、日本の法制度や社会システムに適した政策モデルを提言するとともに、メディアを通じた発信を強化し、公共の議論を促進する。キャリアの面では、大学・研究機関での教育・研究活動を継続しながら、政策機関や産業界とも連携し、科学技術やイノベーション政策に貢献することを目指す。
法学研究科 中村 幸広
「中核犯罪に関する個人の刑事責任をめぐる諸問題」
後期博士課程における研究過程で得た知見や経験を踏まえて、刑法学の発展に寄与するとともに、国内刑事法よりも国際刑事法の方が研究が進んでいる分野に関して、国内刑事法に国際刑事法の知見を還元できるような研究者になりたいと考えています。