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商学研究科 葛 鐘宜

プロフェッショナル・アイデンティティの形成とイノベーションに対する影響

伝統工芸産業におけるイノベーションに関する研究をしたい。特に、職人が持つ独自のアイデンティティと、そのアイデンティティが組織内での行動やイノベーション創出にどのように影響するかを明らかにすることが目的である。将来、博士号を取って大学の教員になり、研究や教育に力を注ぎたい。また、専門知識・経験や人的ネットワークを利用して産学連携で課題解決に取り組もうと考える。

社会学研究科 張 佳

eスポーツ文化に関する研究:遊び、ファン実践、キャリア形成のジェンダー化をめぐって

私は、ジェンダーの視点から中国のeスポーツ文化をテーマに、ゲームプレイヤー、eスポーツファン、eスポーツ産業でのギグワーカーの立場から、人々の体験を研究しています。eスポーツが急速に発展し、さまざまな人々が関与するこの分野において、既存のジェンダー規範がどのように影響を及ぼし、各立場の人々にとっての経験がどのように異なるかを浮かび上がらせることに取り組んでいます。この研究により、eスポーツという新たな領域において、人々の実践がどのようにジェンダー化されるかについて、新たな洞察が得られると考えています。将来的には、こうした知見を活かし、eスポーツ産業におけるジェンダーの理解を深め、産業界や教育現場での変革に貢献することを目指しています。具体的には、ゲーム開発やeスポーツイベントの企画において、よりインクルーシブな環境作りを推進し、広範な層のファンやプレイヤーが楽しめる文化の醸成に寄与したいと考えています。また、学術分野においては、メディア心理学や社会学の知見を踏まえながら、ゲーム研究、ジェンダー研究、労働者研究という融合的な分野に新たな知見を提供できればと思います。

社会学研究科 本郷 直人

信濃教師の西田哲学「受容」:雑誌『信濃教育』と信濃哲学会の活動の分析を通して

法学研究科 濵野 倫太郎

「葛藤と向き合う政治理論」の構築に向けた領域横断的規範的検討

本研究は、従来規範的検討が不足していた「政治における個人の葛藤(迷い)」について、政治学のみならず関係諸領域の知見を総合し、究極的には「葛藤と向き合う政治理論」として体系化することを目指す試みです。これは、葛藤の検討抜きには政治的言説の極論化、社会の分断、葛藤する市民の自信喪失(投票・政治参加の差し控え)に対応できないという危機感からくるものです。現在は20世紀の政治思想を中心に検討しています。

法学研究科 佐々木 誠矢

法認識論の必要性と可能性

「法とはなにか」を問う法哲学の領域において、法の認識とはどういうものか、そしていかにして可能かを探究しています。