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社会学研究科 曹 映雪

教員養成の高度化に関する日中比較研究-専門職大学院における「教育修士」の課程設置に着目して

現在、教育の質を高めるために、教育の主体とする教員をどのように育成すべきか、あるいは教員の質をどのように向上するかは世界中でも重要な課題となっている。その際、教員養成をどのレベルのどのような教育機関で、どのようにおこなうのかについては、世界各国で判断が分かれている。

社会学研究科 佐野 貴紀

実験心理学・神経科学・深層学習を用いた顔魅力規定因の普遍性と多様性の解明

私は、実験心理学手法・神経科学的手法・深層学習手法等を組合せた統合的な手法を用いることで顔魅力規定因の普遍性・多様性を解明することを目的とし、研究を進めています。様々な分野を跨ぐ学際的な研究者となれるよう、日々研究に取り組んでおります。

社会学研究科 水田 綾奈

都市空間とインフラ技術の比較社会学的研究 ―東・東南アジアのエレベーターを事例に―

今後の研究の展望として、現在取り組んでいるインフラを対象とした社会学的研究を、研究領域を超えて学際的に意義ある成果に繋げていきたいと考えている。そのため、博士課程修了後については、社会学の研究者として、社会学以外の人文・社会科学系の研究者のみならず、自然科学系の研究者とも交流ができる環境に身を置き、研究活動を続けていきたい。

社会学研究科 閻 書普

在日新華僑のナショナル•アイデンティティ及びその影響要因に関する研究

グローバリゼーションの時代である一方、世界的な対立と紛争が深まっいる。私は在日中国人を起点とし、世界における中国人移民の現状と彼・彼女らのナショナル・アイデンティティを探ってみたい。 博士課程では、ポストコロニアルの視点から在日中国人のナショナル・アイデンティティをあらゆる側面から分析したい。 今後は、精神分析などの学問領域にわたって、さまざまな地域の中国人移民のアイデンティティをさらに探求していきたいと考えている。

社会学研究科 鈴木 菜穂

心身症患者に見られる内受容感覚と感情の言語化の困難さに関する機序の解明と介入法の開発

自身の身体内部感覚である内受容感覚に着目し,アレキシサイミア(自身の感情を認識・言語化することが難しい性格特性)のメカニズムを研究しています。アレキシサイミアでは,言葉でのやり取りをする従来の心理療法の効果を十分に享受することが難しいという課題があるため,自身の研究を臨床場面に役立てたいという思いを持って日々研究活動に励んでいます。今後は,心理士としての臨床活動と研究の両輪を実現したいです。

社会学研究科 中村 翔

フランスの非正規移民「サン・パピエ」の主体性にかんする社会学的研究

私は現在、日本の非正規滞在者(不法滞在者)について調査しています。日本の非正規滞在に関する研究は多くはなく、かれらに対する世論の見方は厳しい状況にあります。そのため、非正規滞在者の実情を皆さんに知ってほしいという思いで研究を進めています。私は研究者を目指していますが、入管を訪問したり、入管職員と交渉したりなど、支援活動も行っています。研究と支援、両方を通じて非正規滞在の問題を解決することが私の目標です。

法学研究科 楊 葉

高齢化社会における社会階層と不平等──中国の社会保障制度に注目して

法学研究科 邱 雪峰

中国の知識人政策

中華人民共和国における知識人管理体制の構築をテーマとして中国政治研究をやっています。将来、中国政治学者を目指しています。

法学研究科 田中 将人

日本とフランスの憲法裁判における論証と理由付

私は日本とフランスにおける憲法裁判の判決の理由付の研究を行なっております。この研究は法学の研究ですが、研究対象と研究者の間に距離を常に保つという社会科学の方法論に沿って批判的立場をとっています。これまであるべき法解釈の探究をしてきた憲法学に一度距離をとって、実際に裁判官がいかに判決理由付を行なっているのか、そして、この理由付からどのような裁判官像が示されているのかを明らかにします。