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理工学研究科 松永 知樹

音響特性を考慮した教師なし手法による多楽器音楽の自動採譜システムの構築

将来的には、新たな価値の創造に結びつく新技術を開発し、未来社会がより便利で豊かになるようなサービスを創出・提供したいと考えています。この目標に向けて、博士課程修了後は大学等の研究所あるいは民間企業所属の研究者を目指しており、研究成果を活用した音楽・音声関連サービスの起業も視野に入れています。

理工学研究科 大山 裕也

アミノ基を側鎖に有する生分解性ポリマーの開発と高強度化

『多くの手技を身につける』という信条に則り、エコマテリアルやバイオマテリアル、さらには医療機器のトレーニングキットなど、多くの研究に触れてきました。研究の過程では、お医者様や同じく博士学生の友人などに声をかけることで仲間を増やし、研究の厚みを増すことができました。卒業後は大手メーカーの研究拠点に勤務し、大学とは異なる視点から研究について考えていきたいと思います。

理工学研究科 相澤 彩美子

揮発性の異なる液体成分の混合溶液が多孔質体へ蒸発を伴って浸透する過程で発生する時空間挙動

研究:これまでの専門である非線形化学に加え、AI、生物工学、ソフトロボティクス、非線形物理学に関する知識や技術を習得し、より複雑で生命に近い自己組織化現象にアプローチしたい。
キャリア:専門外の分野を勉強し複合領域的な研究を考案することが大きなモチベーションになっているので、今後もそういった挑戦をしていきたい。 また、海外でキャリアを積むことに興味があるため、国際的な経験や人脈作りをしていきたい。

理工学研究科 清水 俊祐

参加型設計・施工・運営による木造建築の理論と実践に関する研究

私の研究では1980年前後に欧州で発展した木造参加型建築構法を日本へ適応させた新たな木造構法の開発を目指しています。これまで慶應義塾大学でも日吉・湘南藤沢キャンパスをフィールドとして、数多くの学生参加型建築プロジェクトが実践されてきました。新たな構法の開発に留まらず、欧州で発展した木造参加型建築の歴史や理論、慶應義塾での参加型建築の実践についても展覧会や書籍出版を通して、広く社会に普及していきたいです。

理工学研究科 松原 智也

エンドデバイスのローカルマップを利用したメタバースグローバルマップ更新

博士課程修了後は民間企業にて、実環境と仮想環境の統合プラットフォームの開発に携わりたいと考える。ここ数年で空間コンピューティングが注目されているが、基盤技術や開発を行うためのフレームワークが十分に整っていないという課題がある。技術手法は研究的なアプローチで生まれる一方、プラットフォームとしてのフレームワークは開発的な要素が強い。私は開発経験の幅広さを活かし、研究と開発の両方の素養が求められるプラットフォーム・フレームワークの開発を率先して行いたい。

薬学研究科 肥沼 佳菜

柑橘果汁の CYP 阻害作用の新規阻害成分の探索と阻害特性に対する CYPs 遺伝的変異の影響

本研究により新規の飲食物–薬物間相互作用を明らかにすることで、医薬品を服用している患者が柑橘果汁やそのサプリメントなどの嗜好品を安心安全に摂取するためのエビデンスを創出することを目指す。このことは、臨床上の医薬品による有害事象の回避に役立てられる。これまでの研究で身に付けた技術や知識を活かし、今後も医薬品の適正使用の推進に貢献したいと考える。

薬学研究科 仲道 公輔

抗肥満作用を有する漢方薬の効果と腸内細菌叢発現様式の関係に関する研究

漢方薬は一般的に西洋医薬品と異なり、同じ疾患名でも患者の体質に応じて使い分けて処方されます。しかし薬理作用が非常に複雑で未だ十分に解明しきれず、現在も臨床における使い分けは多くを漢方専門医の経験や勘に頼っています。私の研究では漢方薬の薬理作用を、個人の体質と関連の深い腸内細菌叢の視点から解析し、この研究により漢方薬の効果と体質の関係を知ることで、漢方診療における科学的エビデンスの創出を目指します。

薬学研究科 池上 慶祐

デノスマブ誘発性低Ca血症発症リスク予測モデルの臨床応用に関する研究

薬物治療の安全性向上のための個別化医療の実現に関する研究を展開している.個々の患者背景から,副作用発現リスクが評価可能な予測モデルを構築し,内・外的妥当性を担保した上でモデルの臨床実装を試みている.臨床実装に際し,モデルの簡便性(複雑性:低,時間:短)が重要であり,報告されている数多くの予測モデルが抱える課題の1つである.本モデルはこの課題を克服しつつも高性能を維持しており,今後の臨床実装を見据えている.