研究者

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Keywords
125人の学生が見つかりました
理工学研究科 栗林 直信
AQP4 細孔内の水分子透過メカニズムの解明
アクアポリン(AQP)4 およびその他AQPファミリーの水分子透過の詳細なメカニズムを解明し、その生理学的機能を明らかにすることに取り組む。将来は、AQPなど生体由来分子の構造を活用した高効率な水浄化膜を作製し、企業への就職や自身での起業を通じて研究成果を社会実装することを目指す。
理工学研究科 若林 拓未
Si導波路-光ファイバ間接続に向けたポリマー光導波路の作製
私の研究は、半導体基板上での光通信を可能にするポリマー光導波路を開発し、光ファイバとSi導波路の接続技術へ応用することである。AIや機械学習を支えるデータセンタの消費電力が社会課題となる中、電気配線の光配線への置換が求められている背景がある。本研究では、半導体製造技術との互換性を重視し、産業界と連携しながら実装を見据えた研究を進める。欧州の研究機関や電気通信メーカーとの共同実験を通じ、光デバイスの精度向上に貢献する。博士課程修了後は、エレクトロニクス産業で分野横断的に研究開発を行うことを目指している。欧州では材料開発から組み立てまでの一貫した研究体制があるが、日本では協業が進んでいない。研究成果を産業に結びつける壁を越え、横断的な視野を持つ研究者として貢献したいと考えている。
理工学研究科 松岡 竜輝
共創インタラクションのための人-エージェントの感性共通基盤形成
人とエージェントの共創タスクにおける意図の共有の課題に取り組んでおります.なかでも,人がエージェントに対して抱く「エージェントは人の感情を理解できない」という認識から生まれる言語化の壁や意図のすれ違いを防ぐためのインタラクションデザインの研究に取り組みます.インタラクションのデザインについては,人同士のコミュニケーションのモデル化を行い,そのモデルを適応するというアプローチを取る予定であり,リアルユーザー(実際のクリエイター)の協力をもとにした研究を行うことで,よりフィールドに近い場での研究を考えております.将来のキャリアの展望としては,本研究をゲーム等エンターテインメント制作の場に持ち込み,実際に社会実装してまいりたいと考えております.
理工学研究科 土信田 隼丞
理工学研究科 天谷 幸太郎
人物姿勢生成を用いた人物センシングデータ生成フレームワークの構築
研究と開発の両面で精力的に活動する民間企業の研究者、もしくは経営者を目指す。
理工学研究科 國分 淳之介
スケーラブルな光テンソルコアの研究とその社会実装に向けたシステム開発
本研究では,AIのさらなる大規模化と需要の増大に備え,発熱を伴う従来の電気回路に代わって,光回路による超低消費電力なAIアクセラレータの開発と社会実装を目指す.光電融合による省エネ社会の実現を推進する研究者として,また複数の分野にわたって包括的に知識を運用し,我が国の知的財産獲得に貢献できるジェネラリストとしてのキャリアアップを目指す.
理工学研究科 小泉 創紀
SFIを用いた次世代プログラムのためのセキュア実行基盤
未来のインターネット環境をより良く,セキュアにするために,プログラムを安全に実行する基盤の開発に取り組んでいる.現在はその基礎的な部分の構築を進めており,今後は実運用環境での検証を通じて,実社会への応用を目指している.このように研究と社会実装の両面に取り組むことで,新しい価値を創出するための探究力・構想力に加え,理論と実践をつなぐ力を持った人材になりたいと考えている.
理工学研究科 山形 智咲
ハイドロゲル製マイクロウェルアレイによる単一細胞由来エクソソームの網羅的解析
私は,マイクロ流体デバイス・微細加工技術・ハイドロゲルを用いて,単一細胞由来エクソソーム解析の研究を行っています.細胞外小胞であるエクソソームは,癌などの疾患の機序における重要な因子として注目されており,詳細な機序解明のために,単一細胞由来のエクソソーム解析が求められています.そこで,ハイドロゲルにより構成されたマイクロウェルアレイを用いることで,従来難しかった単一細胞由来エクソソームの網羅的な解析の実現を目指します.
キャリアの展望としては,生命科学分野において社会に最大限貢献したいと考えており,国内外を問わず幅広く検討しています.在学中は広い視野を持つことで,自らの想いを実現するために適したキャリアを切り拓いていきたいです.