本研究により新規の飲食物–薬物間相互作用を明らかにすることで、医薬品を服用している患者が柑橘果汁やそのサプリメントなどの嗜好品を安心安全に摂取するためのエビデンスを創出することを目指す。このことは、臨床上の医薬品による有害事象の回避に役立てられる。これまでの研究で身に付けた技術や知識を活かし、今後も医薬品の適正使用の推進に貢献したいと考える。

採択者紹介Selected person Introduction
Keywords
483人の学生が見つかりました
薬学研究科 大野 由紀子
遠隔服薬指導と服薬アドヒアランスに関する研究
私は、医療文書から病名・症状を抽出できる AI システムの開発を行っている。このシステムを応用することにより、医薬品副作用の早期発見を通じて、薬物療法における患者の負担軽減・QOL 向上を図る副作用モニタリング方法を探索している。将来は医療現場とシステム開発会社の橋渡しの役割を担うことで、医療現場への AI システム導入を推進し、医療従事者の負担軽減、医療の質の向上を実現したい。
薬学研究科 伊藤 千尋
タンパク質の固有特性を利用した抗がん剤及び一酸化炭素ナノ輸送体の創製と有用性評価
生理活性ガスと抗がん剤の共輸送体の創製研究をはじめ、ドラッグデリバリーシステム (DDS) を基盤とした創薬研究に取り組んでいます。将来は研究者と薬剤師の2つの視点から臨床現場のニーズに沿った創薬研究を展開し、研究成果を医療現場へ還元することを目指しています。
薬学研究科 飯野 温
ウェアラブルデバイスを活⽤した新たな薬学的ケア⼿法の確⽴に関する研究
ウェアラブルデバイスのデータを活用した取り組みに関する研究を行っております。
現在はヘルスケアのスタートアップでインターンを行っており、将来はスタートアップに関わる仕事に興味があります。