ベイズ統計学を用いた統計的因果推論手法の開発を行っています。政策や医療、マーケティング施策等おいて、「誰に・どの程度効くか」とその不確実性を正確に見極め、現場の意思決定に直接役立てる枠組みの構築に関心があります。研究と実務の両方で替えの利かない価値を社会に提供したいです。

採択者紹介Selected person Introduction
Keywords
178人の学生が見つかりました
経済学研究科 中野 領也
複数データを用いた分離ラベル状況での因果効果推定と識別
統計学・計量経済学を基盤として、複数データを用いた因果効果推定を研究しています。特に、処置・アウトカム・共変量が同一ユニットで観測されず、情報が複数のデータに分かれて存在する「分離ラベル」状況を対象に、因果効果の識別・推定・推論を一貫して扱う方法論の構築に取り組んでいます。今後は研究成果を社会実装につなげ、医療などの現場で利用可能なデータ分析基盤や意思決定支援の仕組みへ発展させたいと考えています。
文学研究科 津上 朗
文学研究科 大太 瑛吉
オセアニアにおける環礁景観の歴史生態学的研究:出土炭化物の樹種同定分析を通して
私はサンゴ礁から形成される環礁の先史時代に興味関心があります。特に、オセアニアの中でも遠隔性の高い島嶼域における、初期居住期から現在にかけての人為的な陸上環境改変について研究しています。分析方法としては、発掘より得られた炭化物の樹種同定分析やフィールドワークによる現生植生・分布調査、衛星画像解析などが挙げられ、幅広い分野の知見を応用して歴史生態学的研究に取り組んでいます。
理工学研究科 髙倉 彬
バイラテラル遠隔操作に基づく力触覚を考慮した強化学習による着衣支援
これまで、人の動作や対象物の特性をインピーダンスとして同定し、環境変動に適応的なロボットの動作生成をおこなってきました。本プログラムの採択期間中にではCarnegie Mellon Universityにて、着衣や食事といった人との接触を伴う外乱の多い環境下におけるロボットの動作生成に取り組みます。
具体的には、遠隔操作で得られた力触覚を含む動作データから報酬関数を推定し、それに基づく制御系設計までを一気通貫で行うことで、実環境で安全かつ十分な速度で動作する生活支援ロボットの基盤を確立します。
将来はアカデミアの道へ進むことを希望しています。
政策・メディア研究科 中森 辰洋
構成可能システムの安全で高速な自律的最適化
My research develops an automatic optimization system for configurable systems that have many parameters: AI inference systems, database management systems, etc. It focuses on making these systems faster, safer, and adaptive to new environments. By reusing data from similar settings, the system can find good configurations quickly without causing failures. This work aims to make complex systems run efficiently on their own, reducing manual tuning and improving reliability across AI platforms and cloud.
理工学研究科 天谷 幸太郎
長期一貫性、人間の物理的制約、環境認識能力を持つ人物動作 AI エージェント構築
人物動作生成技術を発展させ、人のデジタルツインモデルの構築を目指します。クリエイション、ロボットの学習、産業におけるシミュレーションなど、応用は多岐にわたる技術になると考えています。博士課程修了後は獲得した知見を活かした社会実装、後学育成に注力したいと考えています。
理工学研究科 石川 玲奈
VLM と多層シーン表現の融合によるアニメ・映像制作の自動化に関する研究
日本のアニメ産業は世界にも名を轟かせ、多くの素晴らしい作品を輩出してきていますが、その現実は深刻な人手不足問題に直面しており、AIアシストによる人手不足問題の解消は喫緊の課題となっています。
近年多くの画像生成モデルや映像生成モデルが発表され話題を呼んでいますが、お手本となるイラストとの一貫性を保つことがまだまだ難しく、また、クリエイターの意図を汲んで編集を重ねることに向いていないというのが実状です。
私はこれらの課題に取り組みながら、アニメをはじめとする映像制作工程のボトルネック解消を目指します。将来は大学または企業にて、現場に導入可能な技術として研究を発展させていきたいと考えています。
健康マネジメント研究科 橋本 悠太
方向転換パフォーマンスにおける水平減速能力の貢献度に関する研究
本研究で得られる、⽔平減速能⼒の競技パフォーマンスへの貢献度の解明や新たな評価⽅法の開発は、スポーツサイエンス分野に新たな知⾒を提⽰し、研究領域の発展に寄与する。また、スポーツ現場において最適なトレーニング設計や指導⽅法に直結する応⽤可能性も有する。加えて、スポーツ医学の視点からも、減速局⾯の制御不良が多くのスポーツ傷害に関連することが知られており、本研究成果は傷害予防プログラムの改善にも活⽤できる可能性がある。これまでの経験を⽣かし、スポーツサイエンスとスポーツ医学の融合を図り、さらに、得られた知⾒をトレーナーやコーチなど現場指導者と共有し、科学的根拠に基づくトレーニング介⼊法や傷害予防プログラムの設計に応⽤することで、学術研究と現場実践をつなぐ社会的価値の創出を⽬指す。