私は、ナノスケールの光学構造を用いて光を自在に操作するナノフォトニクスの研究をしています。特に、半導体微細加工とハイブリッド集積技術を駆使して、量子光集積回路に必要不可欠な量子光源の開発に取り組んでいます。学位取得後も、ナノフォトニクスを応用した光学デバイスの開発を進め、ハードウェアの観点から科学技術の進展と社会の発展に貢献することを目指しています。

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Keywords
59人の学生が見つかりました
理工学研究科 横田 壮真
遊色効果のビジュアルシミュレーションとその応用
本研究の目的は,複雑な内部構造をもつ鉱石であるオパールをコンピュータグラフィックスで再現することである.オパールの視覚的特性を失わない程度に内部構造を簡略化したモデルを構築したうえで,効率の良い光学計算を行い,オパール特有の光学現象である「遊色効果」を再現する手法について取り組んでいる.文化財の保存,宝飾産業の支援への応用を検討している.
理工学研究科 松原 智也
エンドデバイスのローカルマップを利用したメタバースグローバルマップ更新
博士課程修了後は民間企業にて、実環境と仮想環境の統合プラットフォームの開発に携わりたいと考える。ここ数年で空間コンピューティングが注目されているが、基盤技術や開発を行うためのフレームワークが十分に整っていないという課題がある。技術手法は研究的なアプローチで生まれる一方、プラットフォームとしてのフレームワークは開発的な要素が強い。私は開発経験の幅広さを活かし、研究と開発の両方の素養が求められるプラットフォーム・フレームワークの開発を率先して行いたい。
理工学研究科 上田 栞
フォーカルスタック画像処理がもたらす撮像から表示処理までの利用価値の創出
深い専門性と幅広い知識によって、画像の多角的な利用価値を創出する研究者になることを目指しています。これまで、機械学習と三次元画像処理の分野で専門性を磨きました。また、共同研究や研究インターンシップを通じて多様な研究テーマに挑戦し、幅広い知識を身につけました。博士課程では、専門性を更に深めるとともに、海外留学や長期インターンシップの経験を積み、より広い視野を持つ研究者へと成長したいと考えています。
薬学研究科 飯野 温
ウェアラブルデバイスを活⽤した新たな薬学的ケア⼿法の確⽴に関する研究
ウェアラブルデバイスのデータを活用した取り組みに関する研究を行っております。
現在はヘルスケアのスタートアップでインターンを行っており、将来はスタートアップに関わる仕事に興味があります。
理工学研究科 柴﨑 圭
画像変換、物体検出のための軽量かつ強力な深層学習ネットワークに関する研究
私の将来の展望は、深層学習における軽量なネットワーク構築に関する研究を深め、実用的で効率的なモデルの開発に貢献することです。モデルのサイズを削減し、計算効率を向上させ、リソース制約の厳しい環境での利用を可能にすることで、幅広いアプリケーションの進化を進めていくことを目標としています。同時に、新たなアルゴリズムやアーキテクチャの提案により、複雑なタスクにおいても優れた性能を発揮できる手法を追求します。研究によってAI技術の発展に寄与し、社会にポジティブな影響をもたらしたいと考えています。
薬学研究科 福井 一玄
医学研究科 土岐 了大
ゲノム・メタボロームコホート研究による代謝性疾患および栄養に関する疫学的研究
As an expert in epidemiological research using multi-omics methods, I aim to revolutionize nutritional epidemiology, focusing on individualization and meaningfulness. Leveraging my background as an occupational physician, I intend to apply these advancements to workplace health, emphasizing evidence-based improvements for employee well-being. Dedicated to transforming advanced research into practical workplace solutions, my goal is to seamlessly integrate scientific discoveries with day-to-day occupational health practices, ensuring multi-omics research is effectively utilized at a fundamental level. My ambition is to create a significant impact in both the academic sphere and the industry through persistent research and collaboration.