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医学研究科 籏野 佳子

絨毛構造再現を伴った腸管上皮細胞-間質細胞-神経細胞 in vitro 共培養系の新規開発とその応用

再生医療研究において、正常の成体の恒常性への理解は重要であり、オルガノイドは生体由来の幹細胞を用いて自己組織能をもつヘテロな細胞群を作るin vitro系として注目されている。小腸絨毛構造を模した培養系の確立は、従来の薬剤ハイスループット系に比べ、よりin vivoとin vitroのギャップを小さくする。特定の細胞の限られた機能だけでなく、異種細胞が共存することで生体再現度を上昇し、細胞研究の信頼度上昇が期待されている。

医学研究科 施 ジユエ

Effect of mast cells on myopia progression

My name is Shi Jue, and I am currently a second-year student of Ph.D. in the photobiology lab, department of Ophthalmology, Keio University. My research focuses on the relationship between immune cells in the choroid and myopia development. Until now, the experiment results have shown that degranulation of immune cells on the choroid releases pro-inflammatory factors, leading to inflammation of the choroid and ultimately cause myopia development. Some immune cell stabilizers or inhibitors enable to inhibit the development of myopia by inhibiting axial length elongation. Because there are a lot of immune cells in the choroid, in the future study, I am going to focus on the choroidal microenvironment and want to summarize the effects of every immune cell on myopia development.

医学研究科 川田 陽子

都市部住民における生活習慣や生活習慣病と動脈硬化の関連:神戸研究

私は、都市住民を対象に生活習慣と健康の関係について解明することを目的としたコホート研究「日常的な健康度を指標とした都市コホート研究:神戸トライアル(神戸研究)」で得たデータを用いて、健康な都市住民の生活習慣と高血圧や糖尿病等の発症との長期的な関連を検証する研究をしています。生活習慣(喫煙・飲酒状況など)や身体計測、血圧、体組成、血液・尿検査などのデータを解析しています。

医学研究科 枝川 竣

多層オミクス疫学による遺伝子・環境相互作用を考慮した環境・予防医学研究

私は公衆衛生学上の課題への取り組みを通して心血管性疾患などの重篤な疾病の予防に関する知見を深め、健康寿命の延伸に貢献することを目標としております。現在取り組んでいる課題は金属曝露と生活習慣病に関する関連の解析で、多層オミクス解析も組み合わせることにより、特定の生活習慣と生活習慣病の関連や発症機序について新たな示唆を得ることができ、これまでとは異なる予防についての展望が拓けることを期待しています。

商学研究科 宮本 純至

流通と消費者行動における小売チャネル研究 -グローバル・マーケティングへの展開-

商学研究科 王 カク

アドスケープ -広告環境が広告効果に与える影響-

本研究は、広告、環境、消費者の三者間の相互作用に着目し、その関係性を探究する点で新しい研究である。環境を新たに考慮した、この新しい研究を推進することは、2021年に登場した「メタベース環境」における広告表示の最適化を図ることに貢献し、広告実務に貢献するだけでなく、一般社会の資源の最適配分を通じて、社会の厚生に寄与するものと期待できる。具体的には、例えば以下の2点が期待できるであろう。(1) メタバースが切り開く仮想世界では、現実世界では思いもよらない多様な場所に広告が出稿されるため、これまでにない反応が示される可能性がある。このとき、本研究の知見は、運営者や政府が予測できない生活者の反応を予測することで、実務的・社会的に最適な広告開発に貢献できるであろう。(2)メタバース環境においては、生活者は、広告に反応するだけの立場にはない。Web 3.0の技術とデジタルコンテンツのアセット化の発展により、その広告そのものの消費を楽しんだり、逆に共創に参加したりする可能性がある。このとき、本研究の知見は、広告の消費や創造という新しい生活様式を説明・予測し、市場創造や法規制に貢献できるであろう。

社会学研究科 曹 映雪

教員養成の高度化に関する日中比較研究-専門職大学院における「教育修士」の課程設置に着目して

現在、教育の質を高めるために、教育の主体とする教員をどのように育成すべきか、あるいは教員の質をどのように向上するかは世界中でも重要な課題となっている。その際、教員養成をどのレベルのどのような教育機関で、どのようにおこなうのかについては、世界各国で判断が分かれている。

社会学研究科 佐野 貴紀

実験心理学・神経科学・深層学習を用いた顔魅力規定因の普遍性と多様性の解明

私は、実験心理学手法・神経科学的手法・深層学習手法等を組合せた統合的な手法を用いることで顔魅力規定因の普遍性・多様性を解明することを目的とし、研究を進めています。様々な分野を跨ぐ学際的な研究者となれるよう、日々研究に取り組んでおります。