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医学研究科 古志 飛

定量的評価に向けたwell-beingと心拍RR間隔より算出可能なtone-entropyとの関係の検証

私は現在、医学研究科にてwell-beingの観点からさまざまなデータ検証を行わせていただいております。同時に、医学部で医学を学ばせていただいており、将来的にはこれらの知を融合し、複合的な視座を持って社会に貢献していきたいと考えております。

医学研究科 石川 祐希

ウェアラブルデバイスで取得した複数の生体信号と自記式評価尺度が示すうつ病との関係

精神疾患は産業への影響が甚大で、その徴候の検出、早期発見、早期介入を可能にする技術開発は有用である。非実験的環境において長時間のデータ取得を行い、より実環境に即した状況でのデータ収集を通して、生体信号と抑うつやストレスとの関係を明らかにすることが我々の目標である。多様な学問分野を超え、抑うつやストレス状態についてより深い知見を獲得することで、精神疾患に由来する社会課題の解決を目指したい。

医学研究科 ジャヤコディ アラッチゲー アユミ ローチャナ

Induction to Convert White Adipose Tissues to Beige Cells Using Diet and Gut Microbiota

I think the research and career prospects for microbiologists are diverse and the field continues to evolve with advancement in technology and our understanding of microorganisms. As I am working with microorganisms beneficial to the human health, I would like to continue to pursue careers in academia, working at the Keio University Honda Laboratory, to conduct research on various aspects of microbiology and contribute to scientific advancements. Another pathway I could take is to work at the Keio University Hospital, to analyze patient samples to identify and treat infections. I would like to contribute to epidemiological studies and public health efforts.

医学研究科 村上 愛恵

ヘルスデータを活用した、仕事と治療の両立支援に関する研究

現在、自治体と連携したウェルビーイングに関する調査研究や、産官学連携によるイノベーション推進プロジェクト、研究機関やNPO等と連携した女性の健康に関する調査研究等に携わっています。研究テーマとしては、特に、仕事と治療の両立支援に関心を持っています。今後も、社会人経験を活かしながら、自治体や企業等と連携し、研究の社会実装推進に取り組んでいきたいと考えています。

医学研究科 高橋 吾朗

免疫機構の脳発生における役割の解明

免疫機構の脳発生における役割を解明することが私の研究テーマである。小児科医として臨床に携わる中で、高度なことを次々と獲得していくこども達をみて、脳の形態形成と機能獲得の一端を自身の手で解明したいと思った。将来はphysician scientistとして、神経発生学と小児科臨床を結びつけ、特に新生児診療を変えるような仕事をしたい。またアカデミアにおいて学生の教育に貢献することを目標としている。

医学研究科 ゲッティンジャ キャサリン

Myopia progression, dry eye, and presbyopia conditions and treatment in relation to quality of life

I am investigating the relationship between ocular conditions such as presbyopia, myopia, and dry eye and quality of life, including the interrelationship with other systemic conditions. I am also exploring animal models of diabetic retinopathy to better understand the disease pathogenesis and develop new treatments in humans. I have a Doctorate of Optometry and a Master’s in Public Health, so I am experienced in clinical practice and understand that side of the field. In the future, I hope to find positions that allow me to continue to research ocular conditions and improve patient outcomes.

医学研究科 内 良介

細胞間相互作用を介した脳皮質の形態形成解明

臨床医(小児科医、新生児科医)としてのバックグランドを持ちながら、脳発生に関わる基礎研究を行っている。大学院の間、脳の正常がどのように生み出されるかについての理解を深めつつ、その解明のための科学的考察能力、実験技術の習得を目指している。将来的には、正常脳発生のメカニズムを基礎に、新生児医療で問題となっている早産児の脳の変容のメカニズムの解明、ひいては治療の創出を行うことが究極の目標である。

社会学研究科 三木 春紀

マルティン・ブーバーの対話に基づく教育関係論

私の研究目的は、思想家マルティン・ブーバーの人間形成論を彼の出自に関わるユダヤ思想の文脈から明らかにし、その人間形成を援助する教育関係論の内実を明らかにすることである。本研究はブーバーの思想研究としての意義のみならず、共生社会の維持において不可欠な「対話」や「ケア」の問題に貢献する可能性を探究しており、教育現場に限らず他者との協働を図る実践や制度を下支えする基礎理論を提供することを目指している。