今後の研究の展望として、現在取り組んでいるインフラを対象とした社会学的研究を、研究領域を超えて学際的に意義ある成果に繋げていきたいと考えている。そのため、博士課程修了後については、社会学の研究者として、社会学以外の人文・社会科学系の研究者のみならず、自然科学系の研究者とも交流ができる環境に身を置き、研究活動を続けていきたい。
採択者紹介Selected person Introduction
Keywords
94人の学生が見つかりました
社会学研究科 閻 書普
在日新華僑のナショナル•アイデンティティ及びその影響要因に関する研究
グローバリゼーションの時代である一方、世界的な対立と紛争が深まっいる。私は在日中国人を起点とし、世界における中国人移民の現状と彼・彼女らのナショナル・アイデンティティを探ってみたい。 博士課程では、ポストコロニアルの視点から在日中国人のナショナル・アイデンティティをあらゆる側面から分析したい。 今後は、精神分析などの学問領域にわたって、さまざまな地域の中国人移民のアイデンティティをさらに探求していきたいと考えている。
法学研究科 邱 雪峰
法学研究科 田中 将人
日本とフランスの憲法裁判における論証と理由付
私は日本とフランスにおける憲法裁判の判決の理由付の研究を行なっております。この研究は法学の研究ですが、研究対象と研究者の間に距離を常に保つという社会科学の方法論に沿って批判的立場をとっています。これまであるべき法解釈の探究をしてきた憲法学に一度距離をとって、実際に裁判官がいかに判決理由付を行なっているのか、そして、この理由付からどのような裁判官像が示されているのかを明らかにします。
経済学研究科 畠山 哲太郎
マッチングマーケットデザイン: 集権的市場と分権的市場の比較
経済学の知見を活かして社会的に望ましい制度設計を目指す「マーケットデザイン」という分野を研究しています。学校選択制、大学入試制度、ワクチン配布、アファーマティブアクションなどに関心があります。主に理論研究に従事していますが、実証家との協働や異分野とのコラボレーションにも関心があります。アカデミックキャリアを志望しています。
文学研究科 細谷 諒太
文学研究科 寒河江 陽
文学研究科 松本 蒼来
多様な性の当事者の談話分析-「性に平等なドイツ語運動」への貢献のために
My research delves into the nexus of German language use and gender issues, with a special emphasis on the linguistic practices among diverse gender identities. In a time where diversity and inclusion are paramount, the usage of language are scrutinized closely. My work aims to visualize and bring to the forefront the often marginalized and overlooked language issues of minorities during. This effort not only aims to anchor such discussions in modern discourse but also to prevent these critical issues from being historically overlooked. Looking ahead, I aspire to perpetuate the documentation of minority language issues throughout my academic career.