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法学研究科 樋口 惟月

現代市民社会における憲法の最高法規性と民法の社会基盤構築力との相克・分立・調和

主にフランス憲法と規範の段階構造を研究しています。現時点ではフランスに限定していますが、伝統的な憲法観の研究を通じて、現代グローバル社会における最高法規としての憲法の機能を考察していく予定です。

経済学研究科 堀口 侑

全死因および死因別死亡率の推計モデルの開発

本研究課題である死亡率モデルの開発や死亡分析を通じて、国などの政策立案の基礎となる将来人口推計の深化に貢献し、さらにはそれらの知見を社会保障制度に関する定量的な分析・提言へとつなげていけるよう、研究を進めています。

文学研究科 越智 友里絵

A Study on Foucault's Heterotopic Spaces in the Works of E. M. Forster, Aldous Huxley, and George Orwell

1860年代英国で人気を博したセンセーションノヴェルという小説ジャンルを取り扱っています。この小説群は当時批評家によって文学的価値が落とされていましたが、20世紀後半にかけて再評価されはじめました。センセーションノヴェルの主な担い手である女性作家に注目し、セクシュアリティや動物について研究しています。

政策・メディア研究科 遠藤 杏

高校生がどのようなプロセスを経て学習ストラテジーを見つけていくのか

スペイン語教育、社会言語学を用いた言語教育について研究し、学生に教えることができる大学教員。可能ならば今後も中学・高校でもスペイン語を指導していきたい。また日本でスペイン語を教えている中、高校の先生が定期的に集い、情報の共有、成功体験、悩みなどを話せる会の開催や、留学を望む中高生の支援を行いたい。他の国、地域のスペイン語教師と交流を持ち、日本の教育の現状や問題点、改善点を伝えていく役割を行いたい。

政策・メディア研究科 温 雅芳

Exploring social resilience for urban flood disasters in China

My research directions are urban disaster risk reduction, social resilience, and community resilience. The research focuses on the combination of the humanities and natural sciences, and the integration of different research fields such as disaster education and economics, which contributes to improving the social resilience to urban disasters in Japan. For my career prospects, I hope to work in the disaster research institute in Japan or non-governmental organization such as the United Nations Office for Disaster Risk Reduction.

政策・メディア研究科 劉 一鶴

⽑沢東時代以降の中国政府改⾰: 何が政府機構の存続を決定するのか?

中国は党国体制の国であり、共産党は幹部の任命などの手段を通じて、国家の官僚組織を効果的に包摂している。しかし、膨大な官僚機構は、その専門性や「下から上への情報伝達」の性質により、共産党中央委員会が完全に掌握できない情報も持っている。現在、習近平政権は党の権力を強化し続けていることが観察される。しかし、彼がなぜそうするのか、どのような要因が共産党の統治能力を脅かしているのかを問い直さなければならない。報告者の博士研究は、共産党がどのように中国の急速に多元化する社会に対応し、利益によって対立しつつある中国官僚機構をどのようにコントロールしようとしているかを分析する。

政策・メディア研究科 近藤 はるか

オペラ歌唱における演奏スキルと⾳響特徴の⽐較分析研究

私は、ソプラノ歌手として、演奏活動を行いながら、どうしたら歌が上手くなるのかを科学的に解明するための研究を行なっています。これまでに歌唱の音響解析を行い、導き出された定量的な数値と、プロの歌手や指導者による主観的な演奏評価の関連性を明らかにし、国際学会での発表を行いました。人の心に響く歌を歌うための方法を解明し、私の研究が自身の歌だけでなく、声楽教育に活かしていけるよう努力を続けていきたいです。

政策・メディア研究科 佐藤 崚平

多様な主体の心理的資本に着目した農村計画論の実証的構築

本研究の先に見据える未来は、農業・農村の持続可能な社会である。その持続可能性を目指すには実に多様で複雑に絡み合う種々の要素への総合的なアプローチが求められる。故に、「多様な主体」が共に農業・農村を自分ごととして捉え、アクションを起こしていく必要がある。本研究はそのような未来を実現するための、端緒としての研究になることを目指している。

経営管理研究科 三橋 耀

長期雇用における主観的業績評価を利用した組織内選抜についてエージェンシー理論を用いた分析

大学教員としての研究キャリアは、学問の探求と知識の拡散に重点を置きます。専門分野である管理会計に関する研究を深め、新たな理論や実践的な洞察を提供することが目標です。また、他大学の学生や先生らとの共同研究を通じて、国内において業績評価研究の分野を発展させていくことも重要です。国際的な会議へ参加し、研究論文を発表することで、教育と研究の分野でより活躍し、成果を挙げたいと思っています。