絶対に解読できない暗号技術の実現

渡航先(国・機関)

デンマーク・デンマーク工科大学

渡航期間

2025年9月〜2025年11月

主な渡航目的

共同研究

渡航先決定理由

元々、所属研究室とデンマーク工科大学の間で共同研究プロジェクトを行っていたからです。

研究テーマ

W状態を用いた長距離・高性能な装置無依存型の多者間量子鍵配送

私は量子鍵配送と呼ばれる分野について研究しています。量子鍵配送は量子力学に基づいた暗号通信方式で、従来の暗号方式よりも高い安全性が実現できるとして注目されています。私はこれまでに提案されてきた量子鍵配送方式に比べて、雑音に強かったり、実装が容易だったりする新規方式を提案することにより、量子鍵配送技術の社会普及に取り組んでいます。

研究テーマを選んだ背景

この分野に触れたきっかけは、学部時代の量子力学の授業です。量子力学特有の不思議な現象に興味を持ち、現在所属している研究室に入ったことが、今の研究テーマの選択につながっています。

研究を社会に活かすビジョン

生成AIをはじめとした高度な情報処理技術が普及する中で、情報通信の安全性がますます重要になっています。量子鍵配送は非常に安全な暗号通信を実現できるため、研究成果を還元していくことで、社会における情報安全性の向上に貢献したいと考えています。

海外活動によって得たもの、研究への影響、キャリア形成への影響

私の訪問したグループでは、修士や博士の学生が教授陣とどんどん英語で議論していくような環境でした。その中で過ごしていくにつれ、英語でのディスカッション能力が向上したと思います。

教育研究面で、海外活動を通じて気付いたこと

慶應の研究室では修士の学生がほとんどで、博士学生やポスドクは少数というところが多いと思いますが、訪問先のグループでは、博士学生とポスドクが数十人在籍しており修士の学生が少数と、かなり雰囲気が違いました。

教育研究面で、海外活動を通じて気付いたこと

語学面での準備

 語学面での準備

自分の研究内容については最低限英語で説明できるようにしました。デンマークではデンマーク語が使われますが、ほとんどの人が英語も喋れるので、日常生活ではそこまで困りませんでした。

生活面での準備

大学に通いやすい宿を探すのに少し苦労しました。最終的にはAirbnbで見つけました。

海外活動に要した費用の概算

渡航費30万円、宿泊費100万円

費用の拠出元・資金名

Keio-SPRING 挑戦的取組補助費、外部研究費
JST ASPIRE

今後海外活動を予定している方へのメッセージ

渡航準備等、色々と大変なこともありましたが、貴重な経験ができました!