日本では、資源循環と環境負荷低減が経済政策の重要な柱の一本となっており、静脈産業の発展もカーボンニュートラルの達成に向けた鍵となるので、静脈産業を対象として研究することが重要である。既存研究では、静脈産業を個別企業や特定技術の観点で分析することが多いが、本研究では、業界全体に着目し、企業間の競合関係を体系的に分析する。また、政策影響と技術影響の研究が多いが、本研究は企業の競争戦略とイノベーション成果との関連を探る点で新しい視点を提供する。
今後のキャリアにおいて、大学の教員になり、学生の指導や研究活動を通じて学問の発展に貢献し、社会や企業に対しても有益な研究成果を提供することを目指している。また、学術的な研究と企業戦略の実践的な知識を融合させることに挑戦し、学際的なプロジェクトを通じて社会に貢献できるようなキャリアを築いていきたいと考えている。さらに、国際的な視野を持ち、国際的なアライアンスや共同研究を推進する。