理工学研究科 村上 達希

デュアルコム量子分光法の開発とその応用に関する研究

2つの光周波数コムを用いたデュアルコム分光法は、従来の手法を遥かに凌駕する測定速度や測定精度を誇る一方、世界的にも制御技術を保有する研究機関は未だ少ない最先端光計測技術です。デュアルコム分光法を用いると、近赤外領域の吸収スペクトルを計測できるため、現在広い分野で用いられているFTIRに代わる分光技術として注目されています。私は光計測を用いた応用研究に興味があるため、デュアルコム分光法をより拡張した分光技術を開発し、スピンデバイスや、医療計測といった応用研究に活かしたいと考えています。