現在、海鳥の飛行速度と潜水速度の両方を同時に計測できるセンサの開発に取り組んでいます。近年、センサ技術の小型化と高性能化により,野生動物に装着してその生態や運動を詳細に計測する研究が進展しています。特に、海と空という異なる環境を行き来する特異な運動を行う海鳥に対して、両環境での運動速度を正確に捉えることは、海鳥の行動メカニズムや生態の理解を深める上で重要です。この成果は、センサ技術としての発展に加えて,生態学やバイオインスパイアド技術への応用も期待されます。将来的には、分野横断的な研究経験を活かし、科学技術の知見を社会実装やものづくりに結びつけ、社会課題の解決に寄与する研究者を目指します。