佐田 静香

理学療法士と研究者としてのバックグラウンドを統合し、音楽芸術を医科学研究によってサポートすることが私の将来の展望です。当該分野の問題点は、音楽家の身体機能に関する研究知見が集積されておらず、治療介入時の目標値の設定や根拠に基づいた治療方法が選択できない点にあります。また、音楽家に対するリハビリテーション経験や研究経験から、音楽演奏の科学的な情報を、音楽家の感性に紐づけて提供することも重要と考えます。