本研究が組織採取や疾患モデルの開発が問題となる様々な疾患の新たな研究・治療戦略開発の一助になればと思う。自身の将来像としては、今後も実際の臨床現場に赴き問題点に対峙することで、患者および医療現場のニーズに沿った新たな診断・治療法開発のアイデアを生みつつ、他分野の人材とも連携し、より大きな規模の研究を主導できる立場になり、様々な研究者のアイデアを社会に生かせるような仕組み作りに寄与したい。

採択者紹介Selected person Introduction
Keywords
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医学研究科 川田 陽子
医学研究科 村上 愛恵
ヘルスデータを活用した、仕事と治療の両立支援に関する研究
現在、自治体と連携したウェルビーイングに関する調査研究や、産官学連携によるイノベーション推進プロジェクト、研究機関やNPO等と連携した女性の健康に関する調査研究等に携わっています。研究テーマとしては、特に、仕事と治療の両立支援に関心を持っています。今後も、社会人経験を活かしながら、自治体や企業等と連携し、研究の社会実装推進に取り組んでいきたいと考えています。
医学研究科 増渕 颯
先天性内分泌疾患の分子基盤、要因と表現型の関連の解明
将来は医師として臨床に携わる際に生じてくるClinical questionを研究課題とする臨床研究に従事したい。ベッドサイドにある課題には解明されていないことも多いが、多忙な臨床の中で、患者の危急的事態が過ぎれば見過ごしてしまいがちである。しかしそこには研究のテーマになりうる疑問が眠っていることが少なくない。研究と臨床の両面の角度から、疑問に対して常にリサーチマインドを持って取り組む臨床研究医となることを目標とする。
医学研究科 高橋 吾朗
医学研究科 成瀨 華子
医学研究科 ゲッティンジャ キャサリン
Myopia progression, dry eye, and presbyopia conditions and treatment in relation to quality of life
I am investigating the relationship between ocular conditions such as presbyopia, myopia, and dry eye and quality of life, including the interrelationship with other systemic conditions. I am also exploring animal models of diabetic retinopathy to better understand the disease pathogenesis and develop new treatments in humans. I have a Doctorate of Optometry and a Master’s in Public Health, so I am experienced in clinical practice and understand that side of the field. In the future, I hope to find positions that allow me to continue to research ocular conditions and improve patient outcomes.
医学研究科 内 良介
細胞間相互作用を介した脳皮質の形態形成解明
臨床医(小児科医、新生児科医)としてのバックグランドを持ちながら、脳発生に関わる基礎研究を行っている。大学院の間、脳の正常がどのように生み出されるかについての理解を深めつつ、その解明のための科学的考察能力、実験技術の習得を目指している。将来的には、正常脳発生のメカニズムを基礎に、新生児医療で問題となっている早産児の脳の変容のメカニズムの解明、ひいては治療の創出を行うことが究極の目標である。