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医学研究科 北間 聖名

オルガノイド培養技術を用いた甲状腺再生研究

本研究が組織採取や疾患モデルの開発が問題となる様々な疾患の新たな研究・治療戦略開発の一助になればと思う。自身の将来像としては、今後も実際の臨床現場に赴き問題点に対峙することで、患者および医療現場のニーズに沿った新たな診断・治療法開発のアイデアを生みつつ、他分野の人材とも連携し、より大きな規模の研究を主導できる立場になり、様々な研究者のアイデアを社会に生かせるような仕組み作りに寄与したい。

医学研究科 川田 陽子

都市部住民における生活習慣や生活習慣病と動脈硬化の関連:神戸研究

私は、都市住民を対象に生活習慣と健康の関係について解明することを目的としたコホート研究「日常的な健康度を指標とした都市コホート研究:神戸トライアル(神戸研究)」で得たデータを用いて、健康な都市住民の生活習慣と高血圧や糖尿病等の発症との長期的な関連を検証する研究をしています。生活習慣(喫煙・飲酒状況など)や身体計測、血圧、体組成、血液・尿検査などのデータを解析しています。

医学研究科 村上 愛恵

ヘルスデータを活用した、仕事と治療の両立支援に関する研究

現在、自治体と連携したウェルビーイングに関する調査研究や、産官学連携によるイノベーション推進プロジェクト、研究機関やNPO等と連携した女性の健康に関する調査研究等に携わっています。研究テーマとしては、特に、仕事と治療の両立支援に関心を持っています。今後も、社会人経験を活かしながら、自治体や企業等と連携し、研究の社会実装推進に取り組んでいきたいと考えています。

医学研究科 増渕 颯

先天性内分泌疾患の分子基盤、要因と表現型の関連の解明

将来は医師として臨床に携わる際に生じてくるClinical questionを研究課題とする臨床研究に従事したい。ベッドサイドにある課題には解明されていないことも多いが、多忙な臨床の中で、患者の危急的事態が過ぎれば見過ごしてしまいがちである。しかしそこには研究のテーマになりうる疑問が眠っていることが少なくない。研究と臨床の両面の角度から、疑問に対して常にリサーチマインドを持って取り組む臨床研究医となることを目標とする。

医学研究科 高橋 吾朗

哺乳類大脳新皮質の層構造形成における新規Reelin受容体Neuropilin-1(NRP1)の役割の解明

免疫機構の脳発生における役割を解明することが私の研究テーマである。小児科医として臨床に携わる中で、高度なことを次々と獲得していくこども達をみて、脳の形態形成と機能獲得の一端を自身の手で解明したいと思った。将来はphysician scientistとして、神経発生学と小児科臨床を結びつけ、特に新生児診療を変えるような仕事をしたい。またアカデミアにおいて学生の教育に貢献することを目標としている。

医学研究科 成瀨 華子

健康都市住民における筋肉量と腎機能の関連:神戸研究

大学院入学前は行政保健師をしていました。興味・関心は「人々の健康を守ること」に一貫しています。博士課程では、修士課程に引き続き生活習慣病の疫学研究に取り組んでいます。住民コホート調査では、データの背景に長期間、研究に協力してくださっている多くの方々がいることを実感します。得られた大切なデータを、研究、論文にして社会に還元し、より多くの人々の健康維持・増進につなげることを目指しています。

医学研究科 ゲッティンジャ キャサリン

Myopia progression, dry eye, and presbyopia conditions and treatment in relation to quality of life

I am investigating the relationship between ocular conditions such as presbyopia, myopia, and dry eye and quality of life, including the interrelationship with other systemic conditions. I am also exploring animal models of diabetic retinopathy to better understand the disease pathogenesis and develop new treatments in humans. I have a Doctorate of Optometry and a Master’s in Public Health, so I am experienced in clinical practice and understand that side of the field. In the future, I hope to find positions that allow me to continue to research ocular conditions and improve patient outcomes.

医学研究科 内 良介

細胞間相互作用を介した脳皮質の形態形成解明

臨床医(小児科医、新生児科医)としてのバックグランドを持ちながら、脳発生に関わる基礎研究を行っている。大学院の間、脳の正常がどのように生み出されるかについての理解を深めつつ、その解明のための科学的考察能力、実験技術の習得を目指している。将来的には、正常脳発生のメカニズムを基礎に、新生児医療で問題となっている早産児の脳の変容のメカニズムの解明、ひいては治療の創出を行うことが究極の目標である。

医学研究科 北間 翼

光遺伝学と霊長類モデル動物の2つの新規モダリティを用いた内耳電解質制御機構の研究

私は臨床医と研究医の両方の視点から難聴治療に貢献できる医師になりたいと考えている。医学研究で得られた知見を臨床に活かせないか常に考えながら直接患者に還元することができ、また、実際の患者から医学的疑問を見つけて基礎研究につなげることができるという点で、臨床と研究を両立させることは大きなメリットを持つと考えている。難聴の病態解明および治療薬開発というビッグテーマで少しでも多くのことを明らかにしたい。