20人の学生が見つかりました

医学研究科 喜山 公輔

脳オルガノイドの異種移植によるヒト-マウスキメラアルツハイマー病様モデルの創出

ヒトiPS細胞から脳オルガノイドを作製する技術を身につけ、脳オルガノイドをマウス脳に移植する方法を確立した。現在、様々な脳オルガノイドモデルを創出することが可能になってきており、マウス脳への移植技術と組み合わせるとあらゆる疾患モデルを創出することができると考えている。神経変性疾患の原因究明や治療法の確立に向け、ヒトの病態に限りなく近いモデルを作製し、自分の研究成果を社会に還元していきたい。

文学研究科 高萩 智也

ヒューム「証言論」の再構成と、現代的社会認識論へ向けての展開

私は18世紀スコットランドの哲学者であるデイヴィッド・ヒュームの哲学を通して、知識が生産・伝達されるとはどのようなことか、また、社会におけるよりより知識の生産・伝達方法とは何か、という問題を考えてきました。幸いなことに今後も研究を続けられます。SPRINGスカラシップ研究学生に採用されたことで経済的な余裕が生まれたのはもちろん、他分野の学生と交流し、研究に新しいアイディアが生まれました。

政策・メディア研究科 新田 莉生

自分なりの生き方を創造し、自身の特徴を活かした仕事で生活を営んでいく方法の探究と実践

将来は、生き方研究家という肩書きで活動していきたいと思っています。よりよい人生を歩むヒントになる機会を世の中につくっていくことを生業とできるように、研究と並行して取り組んでいます。JST博士に採択いただき、研究に専念できる3年間を頂けたことで、自分も将来研究助成金を出す機関を設立し、お金や環境が理由に学問が続けられない人に還したいとも思っています。同様の理由で、児童養護施設もつくりたいと考えています。

政策・メディア研究科 韓 蒙凝

Exploring the digital transformation of museums - the impact of policy on museum transformation

Through my research, I hope to give history a future. By studying digital dissemination of artefacts exhibited in museums, I will explore the connotations of digitisation and tourism, and carry forward the spirit of tradition. In the future, I also want to be a scholar on culture and tourism.

メディアデザイン研究科 ル ジャーイ

Designing Media-Supported Family Experiential Activities to Improve Family Relationships at a Local Museum

My research focuses on fostering family bonds in urban China through community-based cultural activities, laying the groundwork for innovative family engagement models. I want to explore how shared cultural experiences can bridge the emotional distances often found in today’s fast-paced urban life. Looking forward, my career is dedicated to developing evidence-based practices that can inform policy, with the goal of nurturing family cohesion on a wider scale.

政策・メディア研究科 西村 光平

両生類胚発生時の転写後制御におけるRNAグアニン四重鎖構造の役割の解明

膵臓β細胞や肝臓のような分泌系の組織を作り出せれば再生医療は飛躍的に進歩する。しかしこれまでのオルガネラ研究ではこれらの臓器特有の血管構造や分泌系組織の誘導までは成功していない。新たな誘導因子の発見が必要である。私は分子生物学的視点から分化誘導を研究することで、よりシャープな分化誘導をもたらす誘導因子を発見することを目的としている。“ドナーを必要としない臓器移植の実現”にむけた基礎研究をしている。

薬学研究科 大島 光葵

胃酸分泌抑制薬が腸管炎症に与える影響の解析

本研究成果により、P-CAB投与における大腸炎の悪化メカニズムが解明されるとともに、予防や治療への応用、臨床でのP-CABの安全な使用方法についての新たな知見を提供できることが期待されます。

メディアデザイン研究科 櫻井 信秀

聖地巡礼をきっかけとした移住者の移住後の生活支援デザイン

後期博士課程修了後は、今行っている研究の社会実装を兼ねた起業を行い、社会貢献に繋げたいと考えています。私は静岡県沼津市において、市役所や地域おこし協力隊、地域のNPOや商店と連携して研究を進めています。この連携を今後も活かし、各々がもつ能力を活かせる環境を整備して、地域内の人々が持つ能力の循環型社会構築を目指します。その後、この循環から収益を得られるビジネス化を検討します。