これまで⾏動⼼理学の動機づけや公平感、参照点などの理論に基づき伝統的経済学においてメカニズムの説明が困難なシュリンクフレーションやクラウドファンディングを対象に、産学官連携の研究を進めてきました。シュリンクフレーションとは小売市場において製品サイズを縮⼩しながら価格を据え置く⼿法、または現象です。本プロジェクト期間ではシュリンクフレーションの購買意欲や需要量への影響について、 因果推論に基づく⼼理学的・経済学的解析を進め、消費者の認知や公平感と購買⾏動の因果関係について新たな知⾒を確⽴することを目指します。

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Keywords
59人の学生が見つかりました
薬学研究科 関羽 広和
N 型糖鎖付加がもたらす P-糖タンパク質の機能変動の解析
本研究を通じて、薬剤曝露や疾患に伴う生理機能変化と薬物の体内動態変動との関連を明らかにすることを目指す。このことは、ヒト体内における薬物動態変動の定量的予測や、多様な背景を有する患者さんに対する薬物治療の最適化に向けた、臨床上重要なエビデンスの創出に繋がると考える。今後も研究活動や学会発表を通じて、研究遂行能力や発信力の向上に努め、世界の医療に貢献できる研究者を目指したい。
メディアデザイン研究科 陳 韋蓁
From Chefs to Diners: The Impact of Dynamic Visual Tableware on Taste and Emotions
My research focus on the HCI subfield of HFI (Human-Food Interaction). I am open to various future employment opportunities. Whether in the industry with suitable research positions related to food design or in academia needing talent in HFI, I am interested in both.
メディアデザイン研究科 オガサワラ デ オリヴェイラ, ルーカス
Toy Design For Essential Leisure: Mixed-Media Interactive Creations using Embodied Technologies (subject to change)
Lucas is a cross-disciplinary media design researcher, investigating interactive critical design with focus on human-computer relational bodies perspective, awareness on diversity and inclusion (D&I), and playful design studies. Lucas also has a 15 years background career in creative productions for the media industry as a problem solver in management and creative development, with vast experience in global brands and innovative outcomes.
理工学研究科 大谷 豪
画像超解像におけるデータセット構築の再考
本研究では、超解像におけるデータセット構築方法の確立を目標としている。これを達成するために、超解像の学習に必要な要素の解明し、得られた知見を基にデータセットの構築に取り組んでいる。博士号取得後は、企業の研究者として画像復元分野の問題に取り組むことを視野に入れている。
理工学研究科 今井 隼人
統計的因果推論に基づくローカルSDGs達成に向けた政策プロセスのシステム解明
貧困や気候変動など世界が直面する喫緊の課題に対処するため、持続可能な開発目標(SDGs)の達成が求められている。その際に、各国各地域の事情を考慮し、読み替えられたSDGs(ローカルSDGs)を推進することが重要であるが、その進捗状況を日本の自治体を対象に測定した事例は乏しい。私の研究では、全国自治体(47都道府県、1741市区町村)を対象に、ローカルSDGs達成に向けた進捗測定を行うことを目的とする。
理工学研究科 梅林 美悠
半導体ナノ構造を用いた光電流の生成についての理論研究
量子ドットは電子を閉じ込める微細な箱であり、電子を1つ1つ制御できる特徴を持ちます。私は量子ドットに電磁波を照射した時の電気伝導について理論研究を行っています。基礎物性を解明することで、検出器等への応用を考えています。学位取得後はこれまでの研究活動で得た、専門性、課題発見と解決の力を活かして、民間企業でものづくりに携わってみたいと考えています。また、海外でのキャリアにも興味があります。
理工学研究科 霍 達
歴史的環境における水辺の公共空間の構成・活性に関する基礎研究
本研究は水の都「東京」の都市構造を巨視的・微視的に調査し、物理的空間構造のみならず人間行動及び住民・使用者の感情が都市空間に対する認知も研究に含まれ、より人間的に水辺の空間を評価でき、都市のアイデンティティを一層明らかにして都市再生を支援する。さらに、定性的調査・研究を有する人間性と定量的研究の科学性を融合的して、人間・空間・環境を総合的に配慮し、実現可能・活用でき・人間的研究であり、より文理の境界を超える研究・持続可能な研究である。(SDGs目標11)