将来は、薬剤師の立場で、実臨床で起きた課題に対し研究を通して解決に導き、臨床現場に還元できる Pharmacist-scientistを目指している。卒業後は大学病院に就職し、臨床現場の課題を研究により解決できるスキルを身に付けたい。将来は大学教員として教育の現場に戻り、臨床現場の経験を基にして、実臨床で求められる医薬品開発、新規薬物療法のエビデンス構築を学生と共に行い、医学・薬学教育に貢献したい。
採択者紹介Selected person Introduction
Keywords
94人の学生が見つかりました
薬学研究科 髙橋 菜々子
抗炎症作用を有する漢方薬の移植片対宿主病に対する有効性と作用メカニズムの研究
私の目標は漢方薬の応用によるアンメットメディカルニーズの解決です。漢方薬は古くからあるにもかかわらずエビデンスに乏しいとされています。そのため、エビデンスの構築と共に有効な対処法のない疾患の治療法を確立したいと考えています。将来的に、製薬企業や他の大学と連携し基礎的な面から、あるいは自身が病院薬剤師となって他の病院と連携しながら臨床的な面からエビデンス構築に貢献したいと思っています。
薬学研究科 櫻井 拓也
医学研究科 藤本 真央
DNAメチル化解析に基づく上部尿路がん新規非侵襲的診断法開発
尿検体におけるDNAメチル化解析に基づいて、臨床的に診断困難である腎盂・尿管がん(上部尿路がん)の新規非侵襲的診断法を開発することを目的とした研究を行っている。本研究で開発した新規診断法の医療実装のため、対外診断用医薬品として製品化を予定する企業に、策定した標準手順書を提供し、ともに受託検査開始準備を行っている。
医学研究科 伊津野 舞佳
医学研究科 張 ムテイ
痛み恐怖記憶による痛み増幅機構の可視化と新規鎮痛標的の探索
After working as a clinical anesthesist and an attending physician in Shanghai, China for 7 years, I finally have the chance to come to Japan and begin my PhD. program, which is my dream for all the time. Then, I paid my full passion and execution to explore the attractive research world. As a researcher, it is important to pursue the expansion of knowledge and insights in my own research area, as well as contribute to academia through new discoveries and the development of technology. Applying one’s own research outcomes and insights to society and positively impacting real-world problems and social issues is every researcher’s expection. And in the future far away, I may aim to focus on how my research contributes to medical and societal changes.