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経済学研究科 中野 領也

複数データを用いた分離ラベル状況での因果効果推定と識別

統計学・計量経済学を基盤として、複数データを用いた因果効果推定を研究しています。特に、処置・アウトカム・共変量が同一ユニットで観測されず、情報が複数のデータに分かれて存在する「分離ラベル」状況を対象に、因果効果の識別・推定・推論を一貫して扱う方法論の構築に取り組んでいます。今後は研究成果を社会実装につなげ、医療などの現場で利用可能なデータ分析基盤や意思決定支援の仕組みへ発展させたいと考えています。

文学研究科 津上 朗

「夜の情景」絵画における親密さ:ジョルジュ・ド・ラ・トゥールを例に

17世紀フランスの画家ジョルジュ・ド・ラ・トゥールについて研究をしています。特に、蝋燭を描きこんだ、宗教主題の「夜の情景」作品群を中心に、その親密さを様式的・図像解釈学的に解き明かすことを博士論文のテーマとしています。

文学研究科 佐藤 勇輝

ジャン・ジュネの戦争:第一次大戦からパレスチナ問題にいたるその文学の展開と意義

「戦争の世紀」と評される20世紀を生きたフランスの作家ジャン・ジュネ(1910-1986)を対象に、戦争がもたらす抑圧と虐殺、植民地主義と人種主義に関する彼の文学的表現と考察の深化を跡づける研究に取り組んでいます。あわせて、フランス・カン近郊にあるIMEC(Institut Mémoires de l’édition contemporaine現代出版記憶研究所)に所蔵されているジュネの未刊行原稿や手稿群を調査し、その解読と分析を進めています。

文学研究科 大太 瑛吉

オセアニアにおける環礁景観の歴史生態学的研究:出土炭化物の樹種同定分析を通して

私はサンゴ礁から形成される環礁の先史時代に興味関心があります。特に、オセアニアの中でも遠隔性の高い島嶼域における、初期居住期から現在にかけての人為的な陸上環境改変について研究しています。分析方法としては、発掘より得られた炭化物の樹種同定分析やフィールドワークによる現生植生・分布調査、衛星画像解析などが挙げられ、幅広い分野の知見を応用して歴史生態学的研究に取り組んでいます。

文学研究科 福田 寛之

構成主義における虚偽なる判断の可能性:一人称及び三人称的観点から

数学・論理学の哲学における構成主義と呼ばれる主観主義的立場を研究しています。真理を構成主義的に認識や正当化と結びつけて考えるとき、人が虚偽なる判断をなしうることはいかにして可能なのか。この問題に、言語・コミュニケーション・合理性・証明の観点に加え、構成主義の源流に遡ることで迫っています。

理工学研究科 出口 裕之

オムニモーダル運動基盤モデルの構築に向けた環境整合的な将来運動予測の研究

専門分野に対する深い理解と洞察力をもったデジタルヒューマン技術の研究者を目指します。特に、私が現在取り組んでいるタスク、「人物姿勢推定」はヒトの状態を把握したり、それをデジタル空間にそのまま息づかせる技術であり、健康や安全の保障からエンターテイメントに至るまで幅広い分野への応用が期待されています。将来的には、社会の潜在的な課題を解決するための研究成果を世界に発信し、 日本の科学技術や産業の発展に貢献したいと考えています。

理工学研究科 池田 航

ウェアラブルカメラを用いたユーザ特化型モーションキャプチャシステムの実現

私はカメラや加速度センサーを身体に装着した人物の動作を推定する研究に取り組んでいます。スポーツ動作の解析やAR/VRへの応用を目指していますが、既存の手法には利用環境や動作の種類に制限があります。そこでより汎用的で高精度な動作推定技術の実現を目指します。これらの技術を活かし社会に貢献できる研究を目指します。

政策・メディア研究科 中森 辰洋

構成可能システムの安全で高速な自律的最適化

My research develops an automatic optimization system for configurable systems that have many parameters: AI inference systems, database management systems, etc. It focuses on making these systems faster, safer, and adaptive to new environments. By reusing data from similar settings, the system can find good configurations quickly without causing failures. This work aims to make complex systems run efficiently on their own, reducing manual tuning and improving reliability across AI platforms and cloud.

理工学研究科 天谷 幸太郎

長期一貫性、人間の物理的制約、環境認識能力を持つ人物動作 AI エージェント構築

人物動作生成技術を発展させ、人のデジタルツインモデルの構築を目指します。クリエイション、ロボットの学習、産業におけるシミュレーションなど、応用は多岐にわたる技術になると考えています。博士課程修了後は獲得した知見を活かした社会実装、後学育成に注力したいと考えています。