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理工学研究科 大山 裕也

アミノ基を側鎖に有する生分解性ポリマーの開発と高強度化

『多くの手技を身につける』という信条に則り、エコマテリアルやバイオマテリアル、さらには医療機器のトレーニングキットなど、多くの研究に触れてきました。研究の過程では、お医者様や同じく博士学生の友人などに声をかけることで仲間を増やし、研究の厚みを増すことができました。卒業後は大手メーカーの研究拠点に勤務し、大学とは異なる視点から研究について考えていきたいと思います。

理工学研究科 相澤 彩美子

揮発性の異なる液体成分の混合溶液が多孔質体へ蒸発を伴って浸透する過程で発生する時空間挙動

研究:これまでの専門である非線形化学に加え、AI、生物工学、ソフトロボティクス、非線形物理学に関する知識や技術を習得し、より複雑で生命に近い自己組織化現象にアプローチしたい。
キャリア:専門外の分野を勉強し複合領域的な研究を考案することが大きなモチベーションになっているので、今後もそういった挑戦をしていきたい。 また、海外でキャリアを積むことに興味があるため、国際的な経験や人脈作りをしていきたい。

理工学研究科 幺 振鐸

自動車用高張力鋼板スポット溶接部におけるデジタルツイン技術の開発

現在の研究では,高張力鋼を中心に最先端材料に焦点を当て,将来的には金属に限らない広範なナノ材料や半導体関連の研究に進展する意向である.将来的には,学術研究と産業界との連携を一層強化し,国際的な視野で最先端の材料研究に取り組むことで,両国の産業界や学術界との相互の発展に貢献したいと考えている.異なる環境での経験を通して,国際社会で活躍する一翼を担うことが目標である.

理工学研究科 神川 郁海

プラズマ処理を用いた金属酸化物電子輸送層/ペロブスカイト界面の不動態化

本研究は有機半導体を下地としてペロブスカイト結晶の構造を制御することに重点を置いている.このため,実用化・量産化を念頭に置いた場合,ペロブスカイト前駆体溶液を有機半導体上に塗布してペロブスカイトの結晶構造を最適化し,ペロブスカイト太陽電池を作製することが展望として挙げられる.キャリアの展望としては,半導体回路の設計開発職や半導体製造装置のエンジニアを考えている.

理工学研究科 林 克哉

RF負イオン源における負イオンがビーム引き出しに対する影響の解析

私は海外研究所(CERN, Max-Plank研究所)との共同研究を継続し、定期的に海外の現地研究者と互いに自身の研究をブラッシュアップしていく研究生活を望んでいる。故にこのJSTの資金を活かして海外研究者の訪問をしてきた。これらの研究経験を活かして、国内だけではなく国外の研究所に就職先を視野に入れて、就職後もこれまでのコネクションを継続しつつ自身の研究の洗練に努める。

理工学研究科 末吉 耕大

Synthesis and Functional Evaluation of Immunomodulatory Complex Lipids

私が現在取り組んでいる免疫バランス調節機能に関する研究は、未だ解明が進んでいない免疫機能の詳細解明につながり、自己免疫疾患の新たな治療法開発などを通して創薬などの分野にも貢献できる発展性があります。そして研究や本プロジェクトでの活動を通して研究者としてのスキルを磨くことで、現在の専門に留まらず、より幅広い分野で科学の発展に大きく貢献できる人材になるべく研究活動に取り組みます。

理工学研究科 北澤 瑶一

鉄錯体触媒による芳香族化合物とエンインを用いた連続的結合形成反応の開発

私は現在、鉄錯体触媒による不活性C–H結合の官能基化反応の開発を行っています。有機化合物中に遍在するC–H結合を、地殻中に豊富に存在する鉄を触媒種に用いて官能基化する環境低負荷・低コストな反応は、持続可能な社会基盤の構築とその発展に寄与できる方法論となり得るものです。私は将来、グリーンケミストリーを志向した省資源型有機合成の研究に従事し、研究者として社会に貢献したいと考えています。

理工学研究科 鄭 楚恒

機械学習に基づいた早期認知症の検出

日本をはじめとする多くの国々では、人口の高齢化と少子化が進行しており、それに伴い認知症を患う高齢者の数も増加しています。この現状を踏まえ、私は認知症の早期検出に関する研究に取り組んでいます。具体的には、診療ビデオから得られる言語、音声、顔の特徴などの様々なデータを人工知能モデルで分析し、認知症の初期兆候を示すパターンを特定する研究を進めています。

理工学研究科 清水 俊祐

参加型設計・施工・運営による木造建築の理論と実践に関する研究

私の研究では1980年前後に欧州で発展した木造参加型建築構法を日本へ適応させた新たな木造構法の開発を目指しています。これまで慶應義塾大学でも日吉・湘南藤沢キャンパスをフィールドとして、数多くの学生参加型建築プロジェクトが実践されてきました。新たな構法の開発に留まらず、欧州で発展した木造参加型建築の歴史や理論、慶應義塾での参加型建築の実践についても展覧会や書籍出版を通して、広く社会に普及していきたいです。