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理工学研究科 國分 淳之介

スケーラブルな光テンソルコアの研究とその社会実装に向けたシステム開発

本研究では,AIのさらなる大規模化と需要の増大に備え,発熱を伴う従来の電気回路に代わって,光回路による超低消費電力なAIアクセラレータの開発と社会実装を目指す.光電融合による省エネ社会の実現を推進する研究者として,また複数の分野にわたって包括的に知識を運用し,我が国の知的財産獲得に貢献できるジェネラリストとしてのキャリアアップを目指す.

理工学研究科 近藤 眞岬

水を酸性物質として活用するための電離頻度に関する理論研究

本研究は水を酸性物質として活用できるようにすることを目的としている。酸性物質は化学工業の酸化過程で使用される物質群であり、世界中で大量に合成・消費されている。本研究の成果をもとに、安価で環境に優しい水を酸性物質として活用できる反応装置が開発されれば、化学工業の経済的コストおよび環境負荷の大幅な低減が期待できる。

理工学研究科 石原 誠

W状態を用いた長距離・高性能な装置無依存型の多者間量子鍵配送

量子鍵配送は絶対に解読できない安全な暗号通信を可能にする技術として注目を集めています。私はW状態と呼ばれる量子力学的な性質を持つ光を利用することで、従来提案されてきた量子鍵配送方式よりも長距離で暗号通信を行うことができ、かつ高性能な新規方式の実現を目指しています。

理工学研究科 孟 凡

High-Performance Heat Sinks via Enhanced Phase-Change Cooling: The Role of Surface Nanostructures

将来のキャリアにおいて、私は自身の言語能力と文化的理解、国際的な協力の架け橋となることを目指している。私は中国語、日本語、英語に堪能であり、中国と日本の文化にも深い理解を持っている。これらの多言語能力と文化間の洞察は、異なる背景を持つ研究者や企業間のコミュニケーションを円滑にし、より効果的な協力を実現するための貴重な資源である。
具体的には、最新の研究成果を産業界に迅速に適用し、実践的な解決策を提供することで、両国の技術革新を推進する。さらに、国際会議や共同研究プロジェクトを通じて、日本と中国の研究者間のコラボレーションを深め、新たな科学技術の開発に貢献することも重要な役割と考えている。このような活動を通じて、国際的な課題に対する効果的な解決策を模索し、より持続可能な未来のための基盤を築くことを目指している。

理工学研究科 吉岡 佑馬

がん細胞の血管擬態形成のメカニズム解明

がん細胞の血管擬態について研究している。がん細胞は増殖に必要な酸素や栄養素を得るために、血管に類似したネットワーク構造を形成する「血管擬態」を引き起こす。様々ながん種において血管擬態形成することが報告されているが、詳細なメカニズムは判明していない。本研究では遺伝学的アプローチや薬理学的アプローチにより、血管擬態形成メカニズムを解明する。

理工学研究科 嶋田 恭大

海鳥の運動速度計測のためのマイクロメッシュ膜を用いた水空流速センサの開発

現在、海鳥の飛行速度と潜水速度の両方を同時に計測できるセンサの開発に取り組んでいます。近年、センサ技術の小型化と高性能化により,野生動物に装着してその生態や運動を詳細に計測する研究が進展しています。特に、海と空という異なる環境を行き来する特異な運動を行う海鳥に対して、両環境での運動速度を正確に捉えることは、海鳥の行動メカニズムや生態の理解を深める上で重要です。この成果は、センサ技術としての発展に加えて,生態学やバイオインスパイアド技術への応用も期待されます。将来的には、分野横断的な研究経験を活かし、科学技術の知見を社会実装やものづくりに結びつけ、社会課題の解決に寄与する研究者を目指します。

医学研究科 田中 雄也

胎児要因により妊娠中断に至った方のための包括的ゲノム診断システムの構築

今後のキャリアとして、周産期医療と臨床遺伝学の専門性をさらに深め、国内外で胎児診断・治療の発展に貢献できる医師・研究者としての役割を果たしたい。具体的には、ゲノム解析技術の進展を活かし、遺伝性疾患の新規診断法や胎児治療の確立に向けた研究を推進する。また、産婦人科医として臨床現場での診療を継続しつつ、遺伝カウンセリングの充実を図り、患者支援の強化に努める。さらに、国際学会への積極的な参加や海外研究機関との共同研究を通じて、グローバルな視点を持った医療の発展に寄与したい。将来的には、周産期医療と遺伝学の橋渡しとなる教育・研究機関の設立を目指し、次世代の医療者育成にも貢献していきたい。