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システムデザイン・マネジメント研究科 甲谷 勇平

運動部活動チームにおける心理的安全性の要因分析と向上手法の提案

私は将来、集団心理を軸としたチームメンバー個々人のメンタルヘルスの改善・促進に寄与する研究活動に取り組んでいきたい。特に、「スポーツチームの心理的安全性」をキーワードに現場で活きる知見を研究者として還元し続けたい。そして、最終的に大学教授となり、人材育成にも注力していきたい。

法学研究科 川原 慶己

最先端科学技術と法のあり方

刑事法(実定法学)を専攻し過失犯論や刑罰論を研究するとともに、法制史や法哲学といった基礎法学、さらにはプログラミング・機械学習・深層学習といった技術面の勉強も交えた、「分野横断」・「文理融合」の研究を推し進めております。人工知能(AI)に代表される、我々人間に多くの利便性をもたらす最先端科学技術が、社会に適切に受容されることを法学の側面から協力できる研究者を目指し、日々研鑽を積んでおります。

文学研究科 篠﨑 大河

幻想主義的アプローチによる意識の価値論

分析哲学の手法を用いて意識の価値について研究しています。一般に意識はそれ自体として価値を持つと考えられています。この考えは倫理学においても、意識を持つ動物を傷つけてはならない理由として挙げられ、重要であると言えます。また、意識を持ちうるAIや人工的な脳細胞の作成技術の発展に伴い、意識の価値の重要性は近年さらに増しています。これらの主題について哲学と経験科学、社会が連携できる場の構築を目指しています。

文学研究科 松村 美里

アメリカ女性SF作家によるポスト・ヒューマン表象が開く「人間」の倫理的可能性

プラトンから現代に至るまで、思想・政治・科学が規定する「人間」は自律した主体とみなされる西洋白人男性を軸に規定され、人間と非人間の境界は度々暴力を実体化してきました。「人間」の境界を問う想像力の宝庫であるSFというジャンルをマイノリティの視座と接続する私の研究は、文学研究の枠を超え、科学や倫理、政治哲学の面からも、より多様な人々の声に満ちた共生社会に繋がる新たな価値を創出することを目指しています。