免疫機構の脳発生における役割を解明することが私の研究テーマである。小児科医として臨床に携わる中で、高度なことを次々と獲得していくこども達をみて、脳の形態形成と機能獲得の一端を自身の手で解明したいと思った。将来はphysician scientistとして、神経発生学と小児科臨床を結びつけ、特に新生児診療を変えるような仕事をしたい。またアカデミアにおいて学生の教育に貢献することを目標としている。
採択者紹介Selected person Introduction
Keywords
334人の学生が見つかりました
医学研究科 成瀨 華子
医学研究科 ゲッティンジャ キャサリン
Myopia progression, dry eye, and presbyopia conditions and treatment in relation to quality of life
I am investigating the relationship between ocular conditions such as presbyopia, myopia, and dry eye and quality of life, including the interrelationship with other systemic conditions. I am also exploring animal models of diabetic retinopathy to better understand the disease pathogenesis and develop new treatments in humans. I have a Doctorate of Optometry and a Master’s in Public Health, so I am experienced in clinical practice and understand that side of the field. In the future, I hope to find positions that allow me to continue to research ocular conditions and improve patient outcomes.
医学研究科 喜山 公輔
脳オルガノイドの異種移植によるヒト-マウスキメラアルツハイマー病様モデルの創出
ヒトiPS細胞から脳オルガノイドを作製する技術を身につけ、脳オルガノイドをマウス脳に移植する方法を確立した。現在、様々な脳オルガノイドモデルを創出することが可能になってきており、マウス脳への移植技術と組み合わせるとあらゆる疾患モデルを創出することができると考えている。神経変性疾患の原因究明や治療法の確立に向け、ヒトの病態に限りなく近いモデルを作製し、自分の研究成果を社会に還元していきたい。
医学研究科 内 良介
細胞間相互作用を介した脳皮質の形態形成解明
臨床医(小児科医、新生児科医)としてのバックグランドを持ちながら、脳発生に関わる基礎研究を行っている。大学院の間、脳の正常がどのように生み出されるかについての理解を深めつつ、その解明のための科学的考察能力、実験技術の習得を目指している。将来的には、正常脳発生のメカニズムを基礎に、新生児医療で問題となっている早産児の脳の変容のメカニズムの解明、ひいては治療の創出を行うことが究極の目標である。
医学研究科 北間 翼
社会学研究科 三木 春紀
社会学研究科 鈴木 結子
都市に住む鳥類の警戒行動とヒト行動の相互関係の解明
博士論文の題目は「都市動物としてのカラスのヒトに対する警戒行動に関する動物心理学的研究」です。私の研究では、ハシブトガラスを都市動物モデルとして、ヒトに対する警戒行動と、環境要因としてのヒトの行動がカラスの警戒行動に与える影響を明らかにすることを目的にしています。Keio-SPRINGプロジェクト終了後1年間在学延長をしますが、その後は民間企業に就職する予定です。
社会学研究科 佐藤 雄一郎
学習意欲に着目した授業の質と、その背景にある教師の力量の解明
私は、「教師の専門的力量とは何か」を研究しています。このテーマは、力量形成や、その発揮に関わる重要な領域ながら、実証的な知見がほとんどありません。そこで私の研究では、心理学的な立場から概念整理をした上で、戸田市教育委員会との共同研究によって、学校教師と児童の縦断データに基づいて教師の力量を検証しています。将来は大学の研究者として、教育行政や実践の支援に携わることを目指しています。