299人の学生が見つかりました

薬学研究科 仲道 公輔

抗肥満作用を有する漢方薬の効果と腸内細菌叢発現様式の関係に関する研究

漢方薬は一般的に西洋医薬品と異なり、同じ疾患名でも患者の体質に応じて使い分けて処方されます。しかし薬理作用が非常に複雑で未だ十分に解明しきれず、現在も臨床における使い分けは多くを漢方専門医の経験や勘に頼っています。私の研究では漢方薬の薬理作用を、個人の体質と関連の深い腸内細菌叢の視点から解析し、この研究により漢方薬の効果と体質の関係を知ることで、漢方診療における科学的エビデンスの創出を目指します。

薬学研究科 辻井 一成

OATPs の機能修飾と薬物動態学的意義

私は薬学部薬学科を卒業後病院薬剤師として勤務しており、特に多職種と連携し医療を前進させることは私にとってやりがいのあるものでした。一方で、エビデンスを生み出すという点で力不足を痛感していました。そこで、世の中にまだ無いデータを実験により生み出す面白さを学部生の頃に実感していたことにも後押しされ、退職し進学することを決意しました。研究開発能力を磨き世界の医療に貢献していきたいと考えています。

薬学研究科 鈴川 真由

がん薬物療法における抗ヒスタミン薬による前投薬の最適化に関する検討

本研究を通じて、患者により安全かつ有効な薬物治療を提供し、QOL向上に資するエビデンスの構築を目指している。また研究活動に主体的に取り組み、問題解決能力を養うことで臨床現場において新たなエビデンスを創出できる薬剤師になりたいと考えている。今後も疫学研究を通じて薬物治療の有効性や安全性を検証し、医療現場に還元したいと考える。

薬学研究科 奥田 賢

化学放射線治療後に生じるPD-L1およびHLA classIを対象とした免疫応答性リガンド発現機構の解析

申請者はがん治療の開発改善を目標として博士後期課程に進学し、自身の研究分野に対する理解を深めている。将来はがん治療に関わる企業や官庁で、研究者としてリーダーシップを発揮できる人材を目指している。そのため、生物研究に対する世間のニーズを把握し、広い視野で研究の方向性を見出せる能力を身につける必要があると考えており、学会、研究会での研究成果の発表などを介して、今後の研究活動をより豊かにしていく。

理工学研究科 竹村 志帆

金属3Dプリンタを用いた金属コーティングにおける表面特性制御

金属3Dプリンタの一種である指向性エネルギー堆積法を用いた金属コーティングにおいて,機械的性質等の表面特性制御手法の開発に取り組んでいます.伝熱シミュレーションや実験で得られる熱履歴や金属ミクロ組織を用いて,加工条件と表面特性を理論的に関連付けることを目指します.将来は,様々な「もの」や「こと」の根幹である生産工学分野で研究者として働ける人材になることを目標に日々研究に取り組んでいます.

理工学研究科 菅野 凌

アルミニウムガリウム砒素(AlGaAs)を用いたポッケルスコム生成

研究に専念できる環境を頂いているため,この環境を生かして知識や人とのつながりを大事にする.恵まれた環境を生かして,光集積回路の研究立案・計算・設計・実験を総合的に行うことが可能な研究者になりたいです.

薬学研究科 冨田 衡生

腸内細菌叢由来の新規ステロール代謝物の同定と生合成プロファイリング

製薬企業研究員、ポスドク

薬学研究科 福井 一玄

患者主訴を活用した薬物治療向上に貢献するスマートフォンアプリケーションの開発

アプリやウェアラブル端末などのデジタル機器を組み合わせて、患者さんの服薬の効果や状態、経過などを医療者が把握できる手法の開発を目指しています。デジタル治療の実現に向けて、デジタルを既存の医療や薬と組み合わせて治療を補完することが私の研究の最終的な目標です。諸外国の患者に対してmHealthによる問診を行うなど本研究を国際的に展開することで、将来は国際的に研究を先導する人材を目指したいと考えています。

薬学研究科 三原 貴之

実臨床に即したCDI治療法の確立並びにCDI罹患時の薬物動態評価

将来は、薬剤師の立場で、実臨床で起きた課題に対し研究を通して解決に導き、臨床現場に還元できる Pharmacist-scientistを目指している。卒業後は大学病院に就職し、臨床現場の課題を研究により解決できるスキルを身に付けたい。将来は大学教員として教育の現場に戻り、臨床現場の経験を基にして、実臨床で求められる医薬品開発、新規薬物療法のエビデンス構築を学生と共に行い、医学・薬学教育に貢献したい。