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社会学研究科 佐藤 雄一郎

学習意欲に着目した授業の質と、その背景にある教師の力量の解明

私は、「教師の専門的力量とは何か」を研究しています。このテーマは、力量形成や、その発揮に関わる重要な領域ながら、実証的な知見がほとんどありません。そこで私の研究では、心理学的な立場から概念整理をした上で、戸田市教育委員会との共同研究によって、学校教師と児童の縦断データに基づいて教師の力量を検証しています。将来は大学の研究者として、教育行政や実践の支援に携わることを目指しています。

社会学研究科 鈴木 菜穂

心身症患者に見られる内受容感覚と感情の言語化の困難さに関する機序の解明と介入法の開発

自身の身体内部感覚である内受容感覚に着目し,アレキシサイミア(自身の感情を認識・言語化することが難しい性格特性)のメカニズムを研究しています。アレキシサイミアでは,言葉でのやり取りをする従来の心理療法の効果を十分に享受することが難しいという課題があるため,自身の研究を臨床場面に役立てたいという思いを持って日々研究活動に励んでいます。今後は,心理士としての臨床活動と研究の両輪を実現したいです。

社会学研究科 中村 翔

フランスの非正規移民「サン・パピエ」の主体性にかんする社会学的研究

私は現在、日本の非正規滞在者(不法滞在者)について調査しています。日本の非正規滞在に関する研究は多くはなく、かれらに対する世論の見方は厳しい状況にあります。そのため、非正規滞在者の実情を皆さんに知ってほしいという思いで研究を進めています。私は研究者を目指していますが、入管を訪問したり、入管職員と交渉したりなど、支援活動も行っています。研究と支援、両方を通じて非正規滞在の問題を解決することが私の目標です。

法学研究科 邱 雪峰

中国の知識人政策

中華人民共和国における知識人管理体制の構築をテーマとして中国政治研究をやっています。将来、中国政治学者を目指しています。

法学研究科 田中 将人

日本とフランスの憲法裁判における論証と理由付

私は日本とフランスにおける憲法裁判の判決の理由付の研究を行なっております。この研究は法学の研究ですが、研究対象と研究者の間に距離を常に保つという社会科学の方法論に沿って批判的立場をとっています。これまであるべき法解釈の探究をしてきた憲法学に一度距離をとって、実際に裁判官がいかに判決理由付を行なっているのか、そして、この理由付からどのような裁判官像が示されているのかを明らかにします。

法学研究科 樋口 惟月

現代市民社会における憲法の最高法規性と民法の社会基盤構築力との相克・分立・調和

主にフランス憲法と規範の段階構造を研究しています。現時点ではフランスに限定していますが、伝統的な憲法観の研究を通じて、現代グローバル社会における最高法規としての憲法の機能を考察していく予定です。

文学研究科 寒河江 陽

20世紀初頭のドイツにおける女性概念 ベンヤミンとジンメルの思想史研究を手がかりに

20世紀ドイツのユダヤ人思想家ヴァルター・ベンヤミンの思想を分析しています。とりわけ、教育思想家グスタフ・ヴィネケン、社会学者ゲオルク・ジンメル、婦人解放運動の指導者マリアンネ・ヴェーバーらの思想と比較することを旨としています。目下、ベンヤミンの師匠であったリッケルト、ジンメル、そして好敵手であったハイデッガーの弁証法論理学、歴史哲学とどの様に異なる思想をベンヤミンが展開していたのかに興味を持っています。

文学研究科 松本 蒼来

多様な性の当事者の談話分析-「性に平等なドイツ語運動」への貢献のために

My research delves into the nexus of German language use and gender issues, with a special emphasis on the linguistic practices among diverse gender identities. In a time where diversity and inclusion are paramount, the usage of language are scrutinized closely. My work aims to visualize and bring to the forefront the often marginalized and overlooked language issues of minorities during. This effort not only aims to anchor such discussions in modern discourse but also to prevent these critical issues from being historically overlooked. Looking ahead, I aspire to perpetuate the documentation of minority language issues throughout my academic career.