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理工学研究科 山村 浩穂

自在化身体における拡張能力の内在感に関する研究

バーチャルリアリティー(VR)技術を活用して,アバターを介した拡張身体の研究を行っています.今後は研究成果をソーシャルVRプラットフォームで実用化し,拡張身体アバターがユーザーに与える影響に焦点を当てた調査を展開していきたいと考えています.

理工学研究科 相澤 彩美子

揮発性の異なる液体成分の混合溶液が多孔質体へ蒸発を伴って浸透する過程で発生する時空間挙動

研究:これまでの専門である非線形化学に加え、AI、生物工学、ソフトロボティクス、非線形物理学に関する知識や技術を習得し、より複雑で生命に近い自己組織化現象にアプローチしたい。
キャリア:専門外の分野を勉強し複合領域的な研究を考案することが大きなモチベーションになっているので、今後もそういった挑戦をしていきたい。 また、海外でキャリアを積むことに興味があるため、国際的な経験や人脈作りをしていきたい。

理工学研究科 清水 俊祐

参加型設計・施工・運営による木造建築の理論と実践に関する研究

私の研究では1980年前後に欧州で発展した木造参加型建築構法を日本へ適応させた新たな木造構法の開発を目指しています。これまで慶應義塾大学でも日吉・湘南藤沢キャンパスをフィールドとして、数多くの学生参加型建築プロジェクトが実践されてきました。新たな構法の開発に留まらず、欧州で発展した木造参加型建築の歴史や理論、慶應義塾での参加型建築の実践についても展覧会や書籍出版を通して、広く社会に普及していきたいです。

理工学研究科 志方 鴻介

マルチラテラル力覚共有のための運動制御・情報通信における基本構成要素の設計と合成

ロボットに力覚を与える(与えられる様々な力を感知・応答する)力制御と,軌道追従制御を組み合わせた制御法とその活用に関する研究を進めている。ロボットの滑らかな動作の実現と,ロボットを人間の技能・感覚を共有するためのデバイスとして発展させることが目標であり,研究で得た知見を基に社会への実装を進めたい。電気・機械・情報などの工学の広範な領域に精通した人間として,学術的に貢献することにも興味を持っている。

医学研究科 古志 飛

定量的評価に向けたwell-beingと心拍RR間隔より算出可能なtone-entropyとの関係の検証

私は現在、医学研究科にてwell-beingの観点からさまざまなデータ検証を行わせていただいております。同時に、医学部で医学を学ばせていただいており、将来的にはこれらの知を融合し、複合的な視座を持って社会に貢献していきたいと考えております。

医学研究科 石川 祐希

ウェアラブルデバイスで取得した複数の生体信号と自記式評価尺度が示すうつ病との関係

精神疾患は産業への影響が甚大で、その徴候の検出、早期発見、早期介入を可能にする技術開発は有用である。非実験的環境において長時間のデータ取得を行い、より実環境に即した状況でのデータ収集を通して、生体信号と抑うつやストレスとの関係を明らかにすることが我々の目標である。多様な学問分野を超え、抑うつやストレス状態についてより深い知見を獲得することで、精神疾患に由来する社会課題の解決を目指したい。

医学研究科 ゲッティンジャ キャサリン

Myopia progression, dry eye, and presbyopia conditions and treatment in relation to quality of life

I am investigating the relationship between ocular conditions such as presbyopia, myopia, and dry eye and quality of life, including the interrelationship with other systemic conditions. I am also exploring animal models of diabetic retinopathy to better understand the disease pathogenesis and develop new treatments in humans. I have a Doctorate of Optometry and a Master’s in Public Health, so I am experienced in clinical practice and understand that side of the field. In the future, I hope to find positions that allow me to continue to research ocular conditions and improve patient outcomes.

社会学研究科 鈴木 結子

都市に住む鳥類の警戒行動とヒト行動の相互関係の解明

博士論文の題目は「都市動物としてのカラスのヒトに対する警戒行動に関する動物心理学的研究」です。私の研究では、ハシブトガラスを都市動物モデルとして、ヒトに対する警戒行動と、環境要因としてのヒトの行動がカラスの警戒行動に与える影響を明らかにすることを目的にしています。Keio-SPRINGプロジェクト終了後1年間在学延長をしますが、その後は民間企業に就職する予定です。

商学研究科 王 カク

アドスケープ -広告環境が広告効果に与える影響-

本研究は、広告、環境、消費者の三者間の相互作用に着目し、その関係性を探究する点で新しい研究である。環境を新たに考慮した、この新しい研究を推進することは、2021年に登場した「メタベース環境」における広告表示の最適化を図ることに貢献し、広告実務に貢献するだけでなく、一般社会の資源の最適配分を通じて、社会の厚生に寄与するものと期待できる。具体的には、例えば以下の2点が期待できるであろう。(1) メタバースが切り開く仮想世界では、現実世界では思いもよらない多様な場所に広告が出稿されるため、これまでにない反応が示される可能性がある。このとき、本研究の知見は、運営者や政府が予測できない生活者の反応を予測することで、実務的・社会的に最適な広告開発に貢献できるであろう。(2)メタバース環境においては、生活者は、広告に反応するだけの立場にはない。Web 3.0の技術とデジタルコンテンツのアセット化の発展により、その広告そのものの消費を楽しんだり、逆に共創に参加したりする可能性がある。このとき、本研究の知見は、広告の消費や創造という新しい生活様式を説明・予測し、市場創造や法規制に貢献できるであろう。