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理工学研究科 松原 智也

エンドデバイスのローカルマップを利用したメタバースグローバルマップ更新

博士課程修了後は民間企業にて、実環境と仮想環境の統合プラットフォームの開発に携わりたいと考える。ここ数年で空間コンピューティングが注目されているが、基盤技術や開発を行うためのフレームワークが十分に整っていないという課題がある。技術手法は研究的なアプローチで生まれる一方、プラットフォームとしてのフレームワークは開発的な要素が強い。私は開発経験の幅広さを活かし、研究と開発の両方の素養が求められるプラットフォーム・フレームワークの開発を率先して行いたい。

薬学研究科 肥沼 佳菜

柑橘果汁の CYP 阻害作用の新規阻害成分の探索と阻害特性に対する CYPs 遺伝的変異の影響

本研究により新規の飲食物–薬物間相互作用を明らかにすることで、医薬品を服用している患者が柑橘果汁やそのサプリメントなどの嗜好品を安心安全に摂取するためのエビデンスを創出することを目指す。このことは、臨床上の医薬品による有害事象の回避に役立てられる。これまでの研究で身に付けた技術や知識を活かし、今後も医薬品の適正使用の推進に貢献したいと考える。

薬学研究科 仲道 公輔

抗肥満作用を有する漢方薬の効果と腸内細菌叢発現様式の関係に関する研究

漢方薬は一般的に西洋医薬品と異なり、同じ疾患名でも患者の体質に応じて使い分けて処方されます。しかし薬理作用が非常に複雑で未だ十分に解明しきれず、現在も臨床における使い分けは多くを漢方専門医の経験や勘に頼っています。私の研究では漢方薬の薬理作用を、個人の体質と関連の深い腸内細菌叢の視点から解析し、この研究により漢方薬の効果と体質の関係を知ることで、漢方診療における科学的エビデンスの創出を目指します。

薬学研究科 池上 慶祐

デノスマブ誘発性低Ca血症発症リスク予測モデルの臨床応用に関する研究

薬物治療の安全性向上のための個別化医療の実現に関する研究を展開している.個々の患者背景から,副作用発現リスクが評価可能な予測モデルを構築し,内・外的妥当性を担保した上でモデルの臨床実装を試みている.臨床実装に際し,モデルの簡便性(複雑性:低,時間:短)が重要であり,報告されている数多くの予測モデルが抱える課題の1つである.本モデルはこの課題を克服しつつも高性能を維持しており,今後の臨床実装を見据えている.

理工学研究科 菅野 凌

アルミニウムガリウム砒素(AlGaAs)を用いたポッケルスコム生成

研究に専念できる環境を頂いているため,この環境を生かして知識や人とのつながりを大事にする.恵まれた環境を生かして,光集積回路の研究立案・計算・設計・実験を総合的に行うことが可能な研究者になりたいです.

理工学研究科 志方 鴻介

マルチラテラル力覚共有のための運動制御・情報通信における基本構成要素の設計と合成

ロボットに力覚を与える(与えられる様々な力を感知・応答する)力制御と,軌道追従制御を組み合わせた制御法とその活用に関する研究を進めている。ロボットの滑らかな動作の実現と,ロボットを人間の技能・感覚を共有するためのデバイスとして発展させることが目標であり,研究で得た知見を基に社会への実装を進めたい。電気・機械・情報などの工学の広範な領域に精通した人間として,学術的に貢献することにも興味を持っている。

薬学研究科 福井 一玄

患者主訴を活用した薬物治療向上に貢献するスマートフォンアプリケーションの開発

アプリやウェアラブル端末などのデジタル機器を組み合わせて、患者さんの服薬の効果や状態、経過などを医療者が把握できる手法の開発を目指しています。デジタル治療の実現に向けて、デジタルを既存の医療や薬と組み合わせて治療を補完することが私の研究の最終的な目標です。諸外国の患者に対してmHealthによる問診を行うなど本研究を国際的に展開することで、将来は国際的に研究を先導する人材を目指したいと考えています。

薬学研究科 髙橋 菜々子

抗炎症作用を有する漢方薬の移植片対宿主病に対する有効性と作用メカニズムの研究

私の目標は漢方薬の応用によるアンメットメディカルニーズの解決です。漢方薬は古くからあるにもかかわらずエビデンスに乏しいとされています。そのため、エビデンスの構築と共に有効な対処法のない疾患の治療法を確立したいと考えています。将来的に、製薬企業や他の大学と連携し基礎的な面から、あるいは自身が病院薬剤師となって他の病院と連携しながら臨床的な面からエビデンス構築に貢献したいと思っています。

医学研究科 森𦚰 大順

高均質性スフェロイドの大量作製法の開発とオルガノイド作製への応用

私の所属研究室ではヒトiPS細胞から作製した高純度の心筋細胞から構成される心筋球を心臓内に移植することで, 難治性重症心不全患者を治療することを目指しています。そしてこの治療法の実現化のために, 私は高均質な心筋球を大量かつ高効率に作製するための手法を開発しています。博士課程を修了した後も, これまでの研究で培ってきた技術や経験を生かせるような環境で研究を続けていきたいと考えています。