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理工学研究科 柴田 優斗

多様なセンシング信号に対応可能な人物姿勢推定基盤モデルの構築

私は、RGB動画に依存しない人物センシングを軸に、無線(Wi-Fi 等)や音響信号を用いた人物認識・動作推定の研究を進めてきました。遮蔽や暗所など視覚が不利な環境でも高精度に動作を捉えつつ、視覚プライバシーへの配慮を両立します。現在は Carnegie Mellon University にて、物理シミュレーションと強化学習を組み合わせ、人―人/人―ロボットの身体インタラクションにおけるモーション生成に取り組んでいます。
今後は、非視覚センシングと物理ベース学習を統合してロボットの知覚・行動計画に実装し、転倒検知・安全介助・協調搬送など生活現場への展開を進めます。実環境で信頼して使える human-centric なヒューマンセンシング/ヒューマン-ロボット・インタラクション基盤の確立を目指します。

理工学研究科 中林 拓也

イベントビジョンの高速性を活用した時空間センシング

私は「イベントカメラ」という特殊なカメラで撮影されたデータの活用について研究を行っています。イベントカメラは通常のカメラとは異なり「明るさの変化」を計測するカメラで、通常のカメラでは困難な高速に移動する物体の撮影や暗い場所での撮影を可能にします。私はこれまでイベントカメラを用いた画像のブレ除去やスポーツの試合におけるボールの回転推定、動いている物体の3次元形状復元などの応用に取り組んできました。
私は特殊なセンサを用いて通常のカメラでは観測が困難な被写体や現象を観測することに興味を持っており、イベントカメラの研究にもその一環として取り組んでいます。将来的にはイベントカメラに限らず、様々なセンサを用いた研究に取り組んでいきたいと考えており、それが従来のコンピュータビジョン技術の限界を押し広げることに繋がると信じています。

文学研究科 安東 里沙子

無限に関する自然な推論の解明:論理的アプローチと経験主義的アプローチ

論理法則の妥当性をめぐる哲学的・論理学的問いから、AIの推論の正しさを問う深層学習的視点まで、幅広く関心を持っています。特に最近は、厳密性と説明可能性を併せ持つ証明のあり方を、伝統的な証明論と現代の言語モデル研究を融合させた手法で探求しています。

健康マネジメント研究科 橋本 悠太

方向転換パフォーマンスにおける水平減速能力の貢献度に関する研究

本研究で得られる、⽔平減速能⼒の競技パフォーマンスへの貢献度の解明や新たな評価⽅法の開発は、スポーツサイエンス分野に新たな知⾒を提⽰し、研究領域の発展に寄与する。また、スポーツ現場において最適なトレーニング設計や指導⽅法に直結する応⽤可能性も有する。加えて、スポーツ医学の視点からも、減速局⾯の制御不良が多くのスポーツ傷害に関連することが知られており、本研究成果は傷害予防プログラムの改善にも活⽤できる可能性がある。これまでの経験を⽣かし、スポーツサイエンスとスポーツ医学の融合を図り、さらに、得られた知⾒をトレーナーやコーチなど現場指導者と共有し、科学的根拠に基づくトレーニング介⼊法や傷害予防プログラムの設計に応⽤することで、学術研究と現場実践をつなぐ社会的価値の創出を⽬指す。

メディアデザイン研究科 程 星漫

Enhancing Communication Efficiency Through Human-Centered Empathetic Design and Simulation Fidelity Assessment

My research investigates how digital communication can restore authenticity and empathy in a media environment increasingly shaped by modern society’s intensified attention economy and pursuit of the spectacle. By integrating semiotics, artificial intelligence, and media design, I develop frameworks and AI-assisted tools to analyze communication fidelity and detect miscommunication risks. This approach offers new methodologies for understanding and improving authentic and empathetic human–technology communication, ultimately supporting cross-cultural and global collaboration in the post-digital era.

I aim to pursue a career that bridges two complementary roles: as an educator and researcher in media, design, and communication at a university, and as a new media and communication curator within museums or art centers. Through these dual paths, I hope to advance critical media literacy and empathetic communication in academic settings, while fostering innovative applications of media and communication technology in artistic and cultural contexts.

メディアデザイン研究科 スキエルス,キンガ

心の可視化:メンタルヘルス介入を強化するための先端技術の統合

My research focuses on the design and evaluation of interactive systems that support mental health and emotional regulation. I am particularly interested in applying emerging technologies such as virtual and hybrid environments in clinical contexts to assist individuals experiencing psychological or emotional difficulties. By integrating design methodologies with insights from psychology and human-computer interaction, I aim to develop tools that promote therapeutic engagement and well-being.

政策・メディア研究科 川上 仁之

陸域における環境 DNA の実用化に向けた森林生物多様性モニタリング手法の開発

◼️研究内容について
私の研究は、森林生態系における環境DNA(eDNA)の動態を明らかにし、生物多様性モニタリングの新たな手法を開発することを目的としています。特に、樹液や人工トラップから得られるDNAを用いて昆虫群集を非侵襲的に評価する研究を進めています。これにより、従来の目視観察や捕獲調査に依存しない、生態系の包括的な把握を目指しています。
今後は、AIやドローンを組み合わせたモニタリング技術の開発を通じて、企業や自治体による生物多様性評価の支援、市民参加型の生態系調査の拡充など、研究成果を社会実装へと発展させていくことを目指しています。

◾️修了後の進路予定・将来の目標
研究者を目指すと同時に、起業しスタートアップを経営したいと考えています。近年、自然災害や獣害・害虫の問題等が増加しており、生態学の重要性が高まりつつあります。これらを解決するには、大学などの教育機関と民間企業、行政や自治体、地域住民の産学官民の連携が不可欠です。そこで、自らが仲介となり連携実現に向けた取り組みを行なっていきたいと考えています。

◼️研究以外の側面について
中高時代は鉄道研究部の部長を担い、全国の鉄道路線を巡るとともに学園祭で部誌の発行や模型展示を行ってきました。現在は昆虫の研究に取り組みつつ、デロイトトーマツ リスクアドバイザリー合同会社で学生インターンとして3年以上務めており、多様な視点を養っています。趣味は昆虫の飼育・採集で、約20年間続けており、現在は国産・外国産を合わせ約500匹をブリードルームで飼育 し、その生態を観察しています。