私は、研究者としてのキャリアを考えており、社会問題解決型の研究者として生きたい。
慶應義塾大学のJSTは、文理融合や分野横断型を重視しており、私がSFCで学んできた考え方と全く同じである。SFCでは「問題発見・問題解決」を重視している。社会問題が起きれば、それを分析し、真の問題点を明かす。そして、分野を超えて知見を総動員し、解決に導く。私は、分野の垣根を超えて、社会問題解決型の人材として、キャリアを築きたい。

採択者紹介Selected person Introduction
Keywords
61人の学生が見つかりました
政策・メディア研究科 龍花 慶子
ファッションの社会人類学——「ファッションをつくる」営みで社会に応答する人びと
現代日本におけるファッションのつくり手にみる「つくる実践」と「社会的つながり」について、人類学の視点から研究をおこなっています。自身で起業し、ファッションのブランドを立ち上げ、パリ・ファッションウィーク公式デザイナーとしてつくる実践をおこなってきた経験を踏まえ、学術研究とつくる実践の両面において知の生産に携わることが展望です。それを通じて、日本のものづくり文化の深化に貢献したいと考えています。
経営管理研究科 三橋 耀
長期雇用における主観的業績評価を利用した組織内選抜についてエージェンシー理論を用いた分析
大学教員としての研究キャリアは、学問の探求と知識の拡散に重点を置きます。専門分野である管理会計に関する研究を深め、新たな理論や実践的な洞察を提供することが目標です。また、他大学の学生や先生らとの共同研究を通じて、国内において業績評価研究の分野を発展させていくことも重要です。国際的な会議へ参加し、研究論文を発表することで、教育と研究の分野でより活躍し、成果を挙げたいと思っています。
経営管理研究科 酒井 秀信
システムデザイン・マネジメント研究科 リュウ ハン
博物館・美術館に展示空間設計のために VRによる応用に関する研究
本研究は、博物館の展示空間設計におけるVRの活用に焦点を当てている。VRをインタラクティブな空間のスケッチおよびシミュレーションツールとして使用するデザインアプローチを提案している。主な目的は、デザイナーがVRを用いて来場者の視点から空間の構造をデザインすることである。この分野でのキャリアの展望は、博物館や展示のデザイン、VR技術の開発、ユーザー体験の研究などに影響を与える可能性があり、有望と思われる。
システムデザイン・マネジメント研究科 リュウ カイ
Prolonging Clothing Longevity Through Self-Understanding: Developing a New Clothing Selection Education System for Wearers from a Buddhist Psychological Perspective
This research focuses on developing a new clothing selection education system by using a Buddhist psychological perspective and a system approach to enhance clothing longevity and address the environmental impact caused by the fashion industry. By deepening wearers’ self-understanding, this system aims to encourage them to select clothing that “genuinely” suits them, rather than what they “believe” suits them—choices often influenced by external factors such as trends. This approach will promote a new form of consumption by shifting away from short-term usage-driven consumer behavior and offer a novel perspective that provides new insights into conventional Western viewpoints.
健康マネジメント研究科 横山 和孝
手術とリハビリテーションが大腿骨頸部骨折術後のADLに及ぼす影響−費用対効果−
健康マネジメント研究科の修士課程および博士課程で学んだ知識を活かして今後も研究を継続したいと考えております。博士論文の研究課題名は、手術とリハビリテーションが大腿骨頸部骨折術後のADLに及ぼす影響−費用対効果−でした。博士課程3年の時に特任助教に就任することができ、博士論文研究とは全く違うテーマでも研究を始めました。研究テーマを絞らず、今後も幅広い分野で挑戦的取り組みを継続していきたいです。